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「へき地医療再生プロジェクト進行中」~最期まで暮らし続けることの出来る地域を目指して~

それは・・・2012年
閉鎖される診療所をどうにかして欲しいという
住民の強い思いから始まった。

2012年へき地診療所閉鎖、プロジェクトの始まり。

地域の思いを受け止めた私たちは、高齢化率40%、人口1200余名の町の、年間赤字3000万円で閉鎖の決まった診療所を引き取り、自らの新たな診療所として運営するというプロジェクトに挑み始めました。

目指すのは「最期まで暮らし続けることの出来る地域の創出」。80年、90年この町で生き続けてきて、最期は知らない町の知らない病院のベッドで亡くなる。そういった選択肢しかない地域の住人に、在宅医療を通して、最期まで安心して暮らし続けることの出来る地域を作っていく。それこそが私達の大きな目標であり、願いです。

100キロの距離松山&へき地をドクター全員で

松山との距離は約100キロ。時間にして1時間半。担当の6人のドクターが曜日ごとに週1回交代で松山から向かい、診療に当たります。

午前外来、午後在宅医療。その日は現地の宿舎に泊まって24時間体制を維持し、地域の様々な医療ニーズに応えます。

体力的な負担はあるものの、地域や準民の皆様に必要とされていることを実感し、やりがいを持って取り組んでいます。

半年後見事、軌道に!

年間赤字3000万円の解消もこのプロジェクトの大きな課題。従来の外来診療に加え、在宅医療、訪問看護、訪問リハビリを新たに開始し、また院内処方を薬局誘致により院外へ移すなど様々な手を打ちました。また地域との密接な関係作りが功を奏し、開設後半年を待たず赤字体質から脱却し、健全経営を行うまでに成長しました。


40

在宅医療

120

外来診療

36

訪問看護

25

訪問リハビリ



俵津プロジェクト軌道に乗せました!!

これからも地域に活かされて

地域を支えることは、医療だけでは出来ません。地元の皆さんによる高齢者への弁当配達事業やデイサービス・お泊りデイの開設、あるいは地域住民の様々な取り組みなどが行われるようになるなど、地域は診療所再生と共に「最期まで暮らし続けることの出来る地域」に向けて歩み始めました。

寝たきりの方を外へ連れ出すことを目的に診療所が始めた夏祭りには、今では地域の300名を超す皆さんが参加してくれるようになりました。また、地域の中でのフィールドワークを通して地域医療を学ぶ「地域医療塾」には、多くの医療を志す学生達が集うようになりました。

これからも私達は住民の皆さんと共に地域づくりに取り組んでいきたいと思います。

夕涼み会(夏祭り)の実施
毎年8月末、診療所の主催で、地域の皆様による様々な出し物や夜店等により、夏の夜のひと時を楽しんで頂く、夕涼み会を実施しています。 寝たきりの患者様を外に連れ出し、楽しい思い出を作って頂こうという意図で始まったもので、婦人会、青年団、老人会など地域の皆様の熱心なご協力によって、毎夏の恒例行事としてこの地域に根付きつつあります。
地域医療塾
医療を目指す学生を対象に、地域医療をまるごと学ぶサマーキャンプです。訪問診療や訪問リハビリへの同行、地域医療を学ぶワークショップやトークセッション、地元の産業や文化を知るフィールドワークやキャンプ場でのBBQ、さらには地元の祭りに地域住民と共に参加するなど、地域を知り地域医療を学ぶ絶好の機会です。 Read More
有料老人ホーム・デイサービス
最期まで暮らし続けることのできる地域の創出には、医療と共に介護サービスの充実も不可欠です。たんぽぽ俵津診療所開業後、地元企業よる有料老人ホームやデイサービスの開設があり、地域を支える仕組みつくりは一歩ずつ確実に前進しています。同時にこの医療ならびに介護サービスの広がりは、地域の雇用の確保にも寄与しており、地域活性化の一翼を担っています。
弁当配達事業
独居の高齢者や高齢夫婦にとって食事に対する不安は大きく、地域の有志の方で始まった弁当配達事業は、その食への不安を解消する「弁当」と共に、安心と暖かさを届けることになりました。安心して過ごせる地域になっていくに欠くことのできない仕組みの一つです。