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25年間外科の勤務医として、そのほとんどを急性期病院で勤めました。外科は自分の診断や治療に対する答えがはっきりする科で、大好きでした。ただ、いつもせかされて働かされていると言うような感覚が次第に強くなり、在宅医療に転身しました。医者になるまでに25年、しゃかりきに働いた25年、すこしゆっくり働くのもいいかなと考えたのですが。在宅医療に対しやはりある種の偏見を持っていたのだなあと今にして思います。
在宅の魅力は、なんと言ってもゆっくり患者さんと接する時間があり、心に余裕が持てるところでしょう。レスピレーター管理や麻薬も含めた疼痛管理もあり、意外にレベル高いです。この10か月の間に、病院の先生が自宅に帰ったらすぐに亡くなるであろうと考える患者さんが、家族のかたがたの支えで予想を遙かに超えておだやかに過ごされている例を幾人も見ました。自宅の癒しの力とそれを支えるケア体制、意外にやるのである。
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