職員リレーエッセイ

  

20 子育て

今春、長男が進学のため親元から離れていきました。
我が家には、小・中学生の娘達がいるので子育ては続きますが、一つの節目を無事迎えることが出来たと思います。

これまで自分なりに家事や育児を精一杯してきたつもりですが、子供達には様々な面で負担をかけてきたと感じています。
また、反省することも多々あります。


ここ最近気持ちにも少し余裕が出来たことで、子供達との会話に「はっ」とすることがありました。
それは「ありがとう」「ごめんね」という言葉です。子供達は当たり前のように相手に対して思いやりをもって話しているのです。 当たり前のことですが私自身つい忘れてしまいがちで、その度に思い出し、再認識させられます。

また、「何事にも一生懸命取り組む」姿勢にも感心させられました。
子供達は日々の部活や塾、お稽古など様々な体験を通して壁にぶつかります。その都度、泣きながらでも乗り越えていく様子を目の当たりにし、子供達の成長する力というものに逞しさを感じました。
努力は結果として報われるものではありません。ですが、努力した足跡には決して無駄などなく、別のどこかのタイミングで報われるのだと感じています。

子育ては子供を育てるのではなく、子供と育つということかもしれません。
子供達には、これからも自分を磨き素敵な大人になってもらいたいと思うのと同時に、私自身も輝けるよう研鑽を積み、努力していきたいと思います。

Written by 看護師 A