著者:永井康徳
医事新報にて「たんぽぽ先生のパターンで考える在宅医療の実践」を連載しています。
在宅医療ではさまざまな困難事例に直面しますが、これらはある程度パターン化できると考えています。困難事例に出会うたびに一から考えるのではなく、過去の経験を思い出しながら対応できればと思っています。
もちろん、患者さんやご家族、関わる人はそれぞれ異なり、最善の答えも一人ひとり違います。そのため同じ結果が得られるわけではありません。しかし、過去の経験を活かし、「こんなことに気をつければよいのでは」とパターンを思い出しながら関わっていくことは大切だと考えています。そうした積み重ねを若い方々にも伝えていきたい──その思いで執筆している連載です。
第1回は「本人と配偶者の意見や方針が異なる場合」を取り上げました。非常によく見られる典型的なケースです。
今回も前回に続き、「ノートブックLM」に読み込んで、Podcast風にまとめてもらいました。要点が的確に整理されており、参考になる内容になっています。
患者本人の気持ちを最優先としつつも、配偶者が納得できる方向性をみんなで考えることが重要です。夫婦の意見が食い違う場合には、家族や友人、親戚といった第三者を巻き込み、その人にとっての最善を模索していく姿勢が大切になります。
なお今回も、「看取り(みとり)」を「かんみとり」と読んでいますが、それも含めてお聴きいただければ幸いです。
※Podcastは、以下の関連動画よりお聴きいただけます。