第８回 在宅医療の５つの呪文
今回のテーマは、「在宅医療の 5 つの呪文」です。
(1)年齢 、(2)主病名、(3)ADL( 日常生活動作)、(4)医療処置、(5)居住場所 という5 つの情報から、患者が利用できる在宅サービスの種類や頻度を把握できるようになります。
例えば、「年齢」からは介護保険の要介護認定を受けられるか、医療保険の自己負担割合は何割か、「主病名」からは訪問診療や訪問看護の週 4 回以上の提供が可能になる特例を適用できるか、「ADL」からは在宅医療の適応となるか、「医療処置」からは長時間の訪問看護の実施が可能になるか、「居住場所」からはどんな医療・介護サービスを提供できるかなどが分かります。 たんぽぽクリニックでは、朝の全体ミーティン グで新規患者の情報を共有する際、患者氏名の後は必ずこの5つの呪文の情報を報告するようルール化しています。
今回、「たんぽぽ先生の在宅医療の5つの呪文」をリニューアルしました。在宅の医療機関だけでなく、連携先の病院の連携室やケアマネジャー、訪問看護ステーションの方々にも大変喜ばれ、ボロボロになるまで使っていただいている方も多いようです。今回、ゆうの森ホームページから購入できるようにしましたので、よろしければご利用ください。
また、当院のなんでも在宅療養相談室で作成した在宅医療5つの呪文のムービーがありますのでご覧いただければと思います。
↓たんぽぽクリニック・永井康徳オフィシャルサイト内「Books」より購入いただけます。
http://www.drtampopo.jp/book.html