第10回 嚥下食メニューコンテスト 準グランプリ受賞!!

令和5年2月9日、東京のビッグサイトにて『第10回嚥下食メニューコンテスト』決勝審査会(一般社団法人日本医療福祉セントラルキッチン協会、嚥下食ドットコム主催)に出場してきました。(調理者:西村、アシスタント:橋本)

最終審査は、20分のプレゼン調理でした。
10分以内で終了された方、30分以上かかった方がいた中、当院でのデモと練習を経て、皆さんに多くのアドバイスを頂いた効果があり、西村が、ぴったり20分で見てほしい調理工程すべてを説明しながら調理することができました。
たんぽぽクリニック本院食堂で練習し、想定通りの段取りでできたのがとても良かったです。

準グランプリを獲得したメニュー

Kanauプロジェクトの説明を橋本が担当し、クリニックの食支援の取り組みをお話ししました。
コロナ禍でも、多職種と連携して在宅と病床で食支援を継続したことを評価していただきました。

20分のプレゼン後、すぐに試食審査がありましたが、審査員の片岡 護シェフから、「嚥下食の新しい形、進歩をすごく感じられた。とても良かった」とコメントをいただきました。
審査員長の金谷先生も、盛り付けたお皿を周囲の観客の方に見てもらい、美味しいと評価してくださったようです。

緊張しながらコンテストの結果発表を受けましたが、残念ながら2位の準グランプリでした。

順位発表(嚥下食ドットコム公式HP)を見る

今回のグランプリは、七日屋さんの『鴨肉のムース』でした。
七日屋さんは、嚥下食の販売等を行っている素晴らしい企業さんです。 主催されている金谷先生の"チーム金谷Labo"にも所属され、ブースも出展されていて熱心に研究されている方でした。
扱いなれていない食材の鴨肉のムースに挑戦した事、障害を持ったお子さんへ少しでも栄養をとってほしいという料理への想いが、一歩自分たちより上回っていると感じられたとのことで、審査の点数は同点でしたが、料理への想いが決め手となりグランプリを受賞されていました。

次回は、料理への想いも、料理の食べやすさや美味しさも、皆さんに喜ばれ認めていただけるような料理を作ってまた挑戦できればと思います。今回のコンテスト出場の機会をいただき、応援してくださった皆様に感謝いたします。
コンテストへ出品しました『鯛と柑橘の愛媛ブラボー~牡蠣風グラチネとみかんのギモーヴ~』は、機会をつくって、患者さんにぜひ届けられたらいいなと思っています!

主催 金谷 節子先生
 https://www.food.hayashibara.co.jp/library/7/3/

嚥下食工房 七日屋さん
 https://nanokaya.jp/