全国在宅医療テストとは?

「全国在宅医療テスト」は、2010年、医療法人ゆうの森が毎年院内で行っていた在宅医療の制度に関するテストを全国の知己の在宅医療クリニックの皆様に声を掛け、拡大実施したのが始まりです。その後現在では申込者数3,000名を数える試験に成長しました。これは、全国で在宅医療に取り組まれる皆様が知識や制度について理解を深め、より質の高いサービスを提供し、患者様・ご家族様の安心に応えようとされる証だと考えます。
一人でも多くの方がこのテストの受験ならびにそれに先立つ勉強を通して在宅医療の制度についての理解を深め、至るところの「患者様・ご家族様の安心」に繋がっていくことを願い、毎年このテストを実施するものです。

2023年度のテストは終了いたしました。多くの方に受験いただき、ありがとうございました。

級の認定とマイスター制度について

通常版では、成績により1級から10級の認定級を成績票に表示しています。そして、1級および2級の方へは認定証を発行します。 また1級を2回取られた方は「全国在宅医療テスト・マイスター」として表彰、認定いたします。 より上級を目指してチャレンジしてみてください。
基本的事項のみを問うビギナー版も好評をいただいております。専用のテキストも設けていますので、初めて受験される方はそちらを是非ご利用ください。

級と認定についての図

2023年度(第14回) 全国在宅医療テスト実施要領

試験日程:2023年11月12日(日) (11月11日(土)の受験も可能)

試験日程 2023年11月12日(日) (11月11日(土)の受験も可能)
試験時間は、通常版…90分 ビギナー版…60分
※問題用紙は、11月4日(土)発送開始予定です。
受験会場 各参加団体にて実施
※特に受験会場等は設けませんので、ご承知おきください。
※問題・答案等は団体住所宛の発送となります。(個人宛送付不可)
コース ①通常版 ②ビギナー版
受験料 無料
問題の発送料は、実費負担(着払)をお願いします。
※答案用紙ならびに成績票の返送料も、実費負担ください。
公式テキスト 【通常版】
公式テキスト「たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル第7版」日経BP社
公式問題集「たんぽぽ先生の在宅報酬Q&A」日経BP社
【ビギナー版】
「たんぽぽ先生から学ぶ在宅医療報酬算定ビギナーズ」南山堂
出題範囲 【通常版】
たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル第7版(日経BP社)の掲載内容を範囲とする。
【ビギナー版】
たんぽぽ先生から学ぶ在宅医療報酬算定ビギナーズ(南山堂)の掲載内容を範囲とする。
出題形式 【通常版】
5つの選択肢より正しい答えを選ぶ選択問題や、具体的なケースを読んで解答する臨床問題等の予定。
【ビギナー版】
○×の正誤問題と穴埋め問題、5つの選択肢より正しい答えを選ぶ選択問題等を予定。
※ 状況によって問題の形式が変わることもありますので、ご了承ください。
解答 答案到着後、「解答解説」をメール送信します。
成績通知 ●答案をご返送いただいた団体に、受験者ごとの個人成績票をお送りします。
(得点、偏差値、級(通常版のみ)、所属団体内での順位、全国順位などを記載)
●1級・2級の方には認定証を発行。過去に1級を取られた方で、今年度も1級の方は、「全国在宅医療テスト・マイスター」として表彰・認定いたします。
●成績優秀者や成績優秀団体(5名以上)はお名前を発表します。
●複数の医療機関や連携先の皆様でまとまって申し込みされた場合は、1団体として処理いたします。その際には各医療機関ごとの成績は出ませんので、ご了承ください。
申込方法 団体によるインターネット申し込みのみ。(1名からでも団体扱い可。問題・解答は団体住所に送付。)
※申込締切:2023年10月28日(土) 16:00
※各受験者に対し通常版またはビギナー版のどちらか一方のみ受験可能です。順位等も版ごとに計上されます。
チラシの画像

第14回テスト申し込み

申し込みは締め切りました

テスト勉強へのアドバイス

ビギナー版受験の方

基礎的な問題が出題されますので、「ビギナー版用テキスト」(たんぽぽ先生から学ぶ在宅医療報酬算定ビギナーズ)でポイントとなる部分を中心に勉強をしてください。 別冊となりますが、「たんぽぽ先生の在宅報酬Q&A」の知識チェック&テストなどが参考になると思います。

通常版受験の方

「たんぽぽ先生の報酬算定マニュアル第7版」をじっくり勉強をしてください。 別冊となりますが、「たんぽぽ先生の在宅報酬Q&A」の問題を解かれるのも、実務上のケーススタディとしても参考になると思いますので、ぜひご活用ください。

公式テキスト

たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル第7版の画像

たんぽぽ先生の在宅報酬算定マニュアル第7版
全国在宅医療テスト【通常版】公式テキスト

2022年度診療報酬改定に完全対応。

診療報酬、介護報酬、訪問看護療養費の各制度にまたがる複雑な報酬算定の仕組みを、豊富な図表やイラストを使って分かりやすく解説しており、在宅医療に携わる医師や看護師、ケアマネジャーや医療事務にとっては必読の書といえます。
在宅医療の現場に即して必要なところから読み進められるよう、各項目をコンパクトに集約しています。
2022年4月の診療報酬改定にも完全対応。今回の改定で見直された点数、新設された各種加算の要件等を紹介しています。
2022年4月の改定で整理された在宅医療におけるオンライン診療に対する報酬についても詳しく解説。診療現場での活用方法などについても言及しています。

価格:3,960円(税込)


たんぽぽ先生の在宅報酬Q&Aの画像

たんぽぽ先生の在宅報酬Q&A【改訂版】

「在宅報酬算定マニュアル」の主な内容を、実践的なQ&Aで身につけられる書籍で、図表だけでなくイラストもふんだんに使い、在宅医療に初めて携わる医療・介護従事者にも読みやすい内容となっています。
今回のリニューアルでは、2022年度診療報酬改定に完全対応したほか、患者が在宅医療を利用し始めてから在宅で亡くなるまでのプロセスに沿ってQ&Aをラインアップした章も設けています。「訪問診療の初診はどの報酬を算定するのか」「電話で患者から相談があった時に算定できる報酬は?」といった、報酬請求の際に迷いがちなQ&Aも収載。
「在宅報酬算定マニュアル」が教科書とすれば、本書は、「在宅報酬算定マニュアル」で身につけた知識の理解度を確認するための副読本、在宅報酬に初めて触れる医療・介護従事者のための入門書と位置づけられます。

価格:2,970円(税込)


たんぽぽ先生から学ぶ在宅医療報酬算定ビギナーズの画像

たんぽぽ先生から学ぶ 在宅医療報酬算定ビギナーズ【改訂2版】

はじめて在宅医療の制度について学ぶ人におすすめの本です。初学者がつまづきやすいところを丁寧に解説しています。
オールカラーでAB判の大きな誌面で、読みやすい作りとなっており、この1冊で、訪問診療、訪問看護、訪問リハビリ、カンファレンスに関する制度の基本的なところが学べ、多職種連携がスムーズにできるようになります。 臨床でも制度の知識が使えるように、患者マネジメントのポイントを各所に入れています。 各章末に問題がついているので、理解度の確認やテスト勉強になります。

価格:2,420円(税込)

全国在宅医療テスト特別勉強会(有料)開催!

今年度も、在宅医療の制度や仕組みをより深くご理解いただき、このテスト受験をさらに有効な機会として頂けるよう、「全国在宅医療テスト特別勉強会」(有料)を開催いたします。
その勉強会をプレ体験できる特別講義(こちらは無料)を実施します。


プレ体験特別講義(無料)
9/30(土) 15:00~15:40 在宅医療制度『5つの呪文』 担当:永井 康徳

配信は終了しました。

特別勉強会(有料)

日 程

テーマ

担当

受講料

第1回

10月 7日(土) 15:00~15:40

制度と報酬のポイント ~テキストの項目に沿って重要なポイントを確認①~

江篭平 紀子

4回で2,000円(税込)

第2回

10月14日(土) 15:00~15:40

臨床問題を試そう ~ターミナル患者編~

猪木 理佐

第3回

10月21日(土) 15:00~15:40

制度と報酬のポイント ~テキストの項目に沿って重要なポイントを確認②~

江篭平 紀子

第4回

10月28日(土) 15:00~15:40

臨床問題を試そう ~急性憎悪時の関わり編~

高田 志乃

・お申込後のキャンセルは出来ませんが、各回の終了後アーカイブ配信を行っております。
・受信するアドレス数分の申込が必要です。(1アドレスで複数名が受講される場合は1名分の申込みで構いません。)
・お申込みに当たっては、会員登録(メールアドレスとパスワードのみ)が必要です、また受講料はクレジットカードでのお支払いとなります。
・オンライン配信のURLは各実施日の1週間前を目途にお送りします。

配信は終了しました。


過去問題 (第13回全国在宅医療テストより)

【通常版問題より抜粋】

問題6 在宅時医学総合管理料(在総管)と施設入居時等医学総合管理料(施設総管)について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

① 在総管・施設総管は、通院が困難な患者に対し、本人の同意を得て計画的な医学管理のもとに定期的な訪問診療を行う場合、月1回に限り算定する。
② 在宅医療を担当する常勤医師が勤務し、継続的に訪問診療を行うことができる体制を確保することが必要だが、保健医療サービスや福祉サービスとの連携調整を担当する者の配置は施設基準にはない。
③ 在宅酸素療法指導管理を受けており、真皮を超える褥瘡の状態にある患者では、月4回以上の往診または訪問診療を行った場合、頻回訪問加算が算定できる。‪‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬
④ 在宅移行早期加算は、退院と同時に在宅医療を提供していなくても、在宅移行から1年以内の患者であれば算定できる。
⑤ 投薬の部の薬剤はすべて院内処方し、在宅療養指導管理のために使用する在宅薬剤のみ処方箋を交付した場合には、処方箋を交付しない場合の加算が算定できる。

A ①②⑤  B ①③④  C ②③⑤  D ①④⑤  E ②③④

問題10 訪問看護指示と情報提供書について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

① 2022年度診療報酬改定において、特定行為の実施に係る手順書を交付した場合、手順書加算が算定できるようになった。
② 自院の職員に対する訪問看護の指示の有効期限は、医療保険・介護保険ともに情報提供を行った医師の診療日から1カ月以内である。
③ 在宅患者訪問点滴注射指示を受けて点滴注射が実施できるのは、医療保険の訪問看護の場合である。
④ 特別訪問看護指示を出した後に自然軽快、入院、死亡などで結果的に週4回(日)以上訪問できなかった場合は、特別訪問看護指示加算の算定はできない。
⑤ 「気管カニューレを使用している状態にある者」と「真皮を超える褥瘡の状態にある者」については、特別訪問看護指示書を月2回交付できる。

A ①②⑤  B ①③④  C ②③⑤  D ①④⑤  E ②③④



【ビギナー版問題より抜粋】

問題1(正誤問題)1~20の問題文を読み、正しいものには○、間違っているものには×を解答欄に記入しなさい。

5. デイサービス中の利用者へは訪問診療料は算定できないが、往診料は算定可能である。
6「5つの呪文」の④医療処置で判断できるのは、「厚生労働大臣が定める状態等」(別表第8)と「厚生労働大臣が定める疾病等」(別表第7)である。
17. 介護保険の訪問リハビリを行う場合は、利用回数は原則週6回までと決められている。


問題2(選択問題)21~30について、正しい組み合わせを選び、A~Eのいずれかを解答欄に記入しなさい。

23. 在宅医療の対象者について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。

① 短期入所療養介護は、配置医師以外であれば往診が可能である。
② 特別養護老人ホームは、末期の悪性腫瘍の利用者に限り、訪問診療料が算定できる。
③ 認知症対応型共同生活介護で訪問診療を受けられるのは、「厚生労働大臣が定める疾病等」(別表第7)と特別訪問看護指示期間の利用者に限られる。
④ 小規模多機能型居宅介護の通所日は、訪問診療料も往診料も算定できない。
⑤ 気管切開している寝たきり状態の小児患者は、在宅医療の対象となる。



A ①②⑤   B ①③④   C ②③⑤  D ①④⑤  E ②③④