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経口摂取できない状態で退院することは、患者さんご本人はもちろん、ご家族にとっても大きな不安を抱えることになります。 今回は、摂食禁忌でありながら退院された患者さんを支えたご家族の対応と、それをサポートした周囲の医療スタッフの活動をご紹介します。 橋田亮介さん(仮名)という84歳の男性患者さんのお話です。 認知症が進行した橋田さんは言葉を発することはできませんでしたが、相手の話すことは理解していました。また、生活全般において全介助を必要としていましたが、食べることは大好きで、食事は全介助でありながらも、きざみ食か場合によっては普通食でも食べていました。 私は初診の時に、その方が終末期でなくても「最期はどうされたいか」というご本人やご家族の意思をできるだけ伺うようにしています。亡くなる間際という切羽詰まった時期でないからこそ、こちらも尋ねられるし、相手も余裕をもって考えられると思うのです。
第27回 なぜ多職種で連携してミーティングを行うのか?
第26回 奇跡の人
第25回 新しい医療のかたち
第24回 在宅医療の質=理念(熱い思い)×システム(ノウハウ)×人財(制度の知識)
第23回 緩和ケアと在宅医療の導入時期は?
第22回 できることとすべきことは違う
第21回 イノベーションとしての在宅医療
第20回 「治す医療」から「支える医療」への変革
第19回 食支援は究極の多職種連携
第18回 理念の浸透
第17回 家族が後悔しない方法を考えぬく『看取りのプロデュース』とは?
第16回 患者さんと一度で信頼関係を築く方法
第15回 ウクレレの魔法
第14回 誰のための医療なのか?
第13回 自分の無力さを自覚することから多職種連携がはじまる
第12回 誘拐犯の名前は・・・
第11回 余命1週間からの復活 ~たんぽぽ寿司~
第10回 地域に根ざす
第9回 恩返しの俵津プロジェクト
第8回 桜とみかんの野副峠 ~へき地診療所への道~
第7回 私の在宅医療の原点
第6回 ポジティヴヘルス ~「健康」とは何か?~
第5回 なぜ意思決定支援が重要になってきたのか
第4回 続編 たんぽぽ先生の在宅医療エッセイ ~本人の最善に向き合う!~
第3回 多職種連携に必要なこと
第2回 患者さんの希望を叶える多職種チームになるために
第1回 なぜ多職種連携は必要か? ~連携は「自らの無力さ」の自覚からはじまる~
おうちでの看取り
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