講演、講座等の様子や、皆様からお寄せいただいた声です。(2023年)

2023年12月19日(火)~31日(日)
主催:医療法人ゆうの森
演題:市民公開講座「人生会議しよう!」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:オンデマンド配信

2023年12月9日に行われた当院主催の市民公開講座をお好きなタイミングでご視聴いただけるようオンデマンド配信を実施いたしました。いただいたご感想の一部を共有します。


◆夫の死により独居老人となりました。独居でも自宅で看取りが可能とのお話でとても力が湧きました。最期の数日間、娘が自宅で泊まってくれれば申し分なしと望んでおります。
◆自分の好きなこと、したいことを家族で話すことから始めればいいのだと思いました。いつか訪れる死について、心の準備が必要なことを先生の話から学びました。
◆以前先生の本も読ませていただきました。家で最期を迎えたい人がほとんどだと思います。本人や家族が後悔しないように、日々奮闘されているのが伝わります。人生会議の大切さがよく理解できました。
◆かかわる専門職、本人と家族等の親しい方、それぞれに役割があって、無意識にそれに気づき役割を果たしているように思いました。お話にありました「何度も繰り返し話そう」という狙いはそこにあるのかなという理解をしました。
◆とても感動と動揺の気持ちで拝聴しました。私も医療福祉職として考えながら、答えを探しながら、日々の業務をこなしていますが、この仕事は皆が悩み考えながら進んでいるのかな?と小さな答えをいただいたような気持ちです。
◆「人生会議」の大切さがとてもよくわかりました。家族と共に、元気なうちに、どのような最期を送りたいのか話し合っていくことや、まずは自分自身がそれに向き合って考えていくことが大事なんだと思いました。「死」に対して、前向きというか肯定的に捉えられるようになった気がします。
◆人生会議のドラマを見て、人生会議を話し合うときに明るく、ポジティブに話すということがまず大切であると思いました。病気になってからではなく、元気なうちに少しずつ考えることが自分らしい選択をチョイスできるのではないかと考えます。
◆人生会議の5つのコア概念、「結果よりも悩む過程を大切にする」、とても印象に残りました。『在宅医療は「自分らしく生きること」を支える医療です』の表現は、私の過去のイメージを一掃しました。今日から少しずつ両親や家族と人生会議を進めようと思います。
◆ACPは早すぎることはない。最期に本人も家族もこれでよかったと思えるような話し合いを繰り返し行うことの大切さを教えていただきました。自分のことも含めて、家族と話をしていきたいと思います。わかりやすい内容でとても勉強になりました。




2023年12月18日(月)
主催:みま~も名古屋(なごや高齢者見守りネットワーク)
演題:みま~も名古屋4周年記念講演「食支援は究極の多職種連携~亡くなるまで食べるためには~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:協和ケミカル株式会社本社(名古屋市)

名古屋市にて食支援に関する講演をし、医師、看護師、薬剤師、歯科医師、理学療法士、言語聴覚士、管理栄養士等の多職種の方にご参加いただきました。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆形だけのACP研修は何度か参加しましたが、今回は看取りの本質的な部分を学ぶことができました。先生の熱い想いが伝わってくる素敵な講演でした。
◆病棟スタッフが食べて美味しいと思える食事が提供され、家族も同じものを食べられる環境が素晴らしいと思いました。
◆祖母が亡くなった時に看取れなかったことをずっと後悔していました。今回、「亡くなる瞬間は見ていなくていい」というお言葉を聞いて、心が楽になりました。
◆実際の現場での貴重な映像や実際にあったエピソードをお聞かせいただき、死と向き合うということを少しですがイメージすることができました。本人がやりたいことを実現するために、全力を尽くすスタッフのみなさんの姿勢と残された命を生ききるためにしたいことができている患者さんの姿に心打たれました。貴重な講演をお聞かせいただき、ありがとうございました。
◆今まで、在宅について、なかなか現場を想像できず、在宅の世界に踏み込めませんでした。ですが今回、患者さんの声、表情、現場の様子が映像で見られ、食と最期の生き方の関わり方の深さを感じました。栄養士や調理師の活躍の場を知ることができ、興味が湧きました。とても勉強になりました。
◆点滴をやめることで食欲がわき、その後の生活が変わることは目から鱗でした。看取りの際、亡くなるまでの点滴の量による目安も具体的で大変勉強になりました。
◆久々に先生のブレない在宅医療のお話を聞けて、良かったです!




2023年12月15日(金)
主催:松山市地域包括支援センター味酒・清水
演題:令和5年度第4回サービス事業所研修会「パターンで考える終末期の意思決定支援」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:オンライン

オンラインにてグループワーク形式の研修会講師をさせていただき、主にケアマネジャーが参加され、活発な意見が交わされました。今回の研修でいただいたご感想の一部を共有します。


◆「食べたいものを大きな声で言える人は食べられる」という永井先生の法則が印象的でした。認知症で絶食対応の方が点滴をやめて、サイダーを「うまい」と言って上手に飲まれていた顔を動画で見て感動しました。
◆8歳の娘さんに母親の余命を伝えるか、どう伝えていくかということで色々と考えることがありました。
◆死に向き合うと「生き方」も変わる!40代女性の末期がんの話は、自分もその年齢なので考えさせるものがありました。
◆死に向き合うことでこれほど強くなれる、家族だけでなく本人の意向を最優先にする、子供への告知は本人・家族にとって向き合わないといけないこと等、印象に残りました。
◆経験に基づいた話と動画でリアルに考えることができ、とてもためになりました。
◆とても良い研修でした。本人や家族への告知、向き合い方などとても勉強になりました。ケアマネジャーとして何を優先して関わっていくか、考えさせられました。
◆永井先生の患者の事例をもとにした話し合いが、とても良く解説もわかりやすかったです。

 

2023年12月9日(土)
主催:医療法人ゆうの森
演題:市民公開講座「人生会議しよう!」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:松山市総合コミュニティーセンター

松山市にて「人生会議」に関する講演をさせていただき、講演後の質疑応答でも様々な意見や質問が出て、在宅医療への関心の高さがうかがえました。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆毎回講演を聞いていますが、いつも新鮮さを感じます。ゆっくりした口調で分かりやすい言葉でお話しされるので、状況をつかみ「自分ならどうする」と空想して整理をしていこうと思います。
◆一番大事なのは本人の気持ちを大切にすること、何が正解か分からないが普段から人生会議をしておくことが必要だと感じました。「迷って迷って正解」という言葉にとても納得しました。今日家に帰ったら家族に話してみようと思います。
◆早すぎるACPはないということで、私自身も色々と考えエンディングノートを書いておこうと思いました。決断は変わってもよいということで心が軽くなりました。
◆改めて「自分らしく生きたい」と思いました。「振り返りノート」を作って、何回も書き直していきたいと思います。重い内容ではありますが、まとめなくてもいいから家族といっぱい話をしていきたいと思いました。
◆最期まで点滴を止めず吸引で苦しんだ父でした。母のときは「苦しまない程度の処置を」と点滴量を最低限にしてもらいました。コロナ禍であり、母の状態を見ていませんが、両親の差を自分で知りたかったです。今回の講演を聞いて、母のことをこれでよかったのではと思えました。
◆講演中のビデオに出てきた患者さんの知人です。お元気でいつも永井先生のことを神様のように言われています。
◆人生会議はいつか必要と思いつつ家族となかなか向き合えませんでしたが、自分のためだけではなく、家族のためにも大切なことだとわかり、早速会議しようと思います。自分のことより家族のことを決断するのは難しいですね。
◆最期の日まで家族として人として尊重して過ごせることを前回の講演で知ることができました。今回は、人生会議について、家族と気軽に話そうと思いました。亡くなることを無駄にしたくないという気持ちです。前回の講演の後、たんぽぽさんで父を診ていただくようになり、自宅でゆっくりと自分の出来ることをしながら生活することができています。今日も永井先生の穏やかなお話になぜか落ち着きました。出逢えて本当によかったです。
◆父がたんぽぽ先生にお世話になっています。最期は病院なのか、家なのか、治療をどうするのかという問題は、今でも父は悩んでいます。日頃の会話の中で少しずつ父の考えを聞いてみたいと思います。大変勉強になりました。ありがとうございました。






2023年12月2日(土)
主催:医療法人ゆうの森
演題:市民公開講座「人生会議しよう!」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:愛媛県歴史文化博物館

西予市にて「人生会議」に関する講演をさせていただきました。100名を超える方にご参加いただき、在宅医療への関心の高さがうかがえました。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆人生会議、主人と話し合ってみます。母を看取り、母の希望どおり無理な治療をせず介護できました。問題は、主人にどう説明し理解してもらうか、がんばってみます。
◆いつも話し合いはしているつもりでしたが、より深く掘り下げて教えていただき感動しました。さらに人生会議をして楽しい素晴らしい人生を送りたいと思います。ありがとうございました。
◆みなさんのおかげで自宅で母を看取れたこと、しかも最期まで自分で食べられたことは、数年たった今も私に満足感を与えてくれています。母は今も私の中に生きていて、話し相手になってくれています。
◆前回の講演会でいただいた小冊子「おうちに帰ろう」を近所に回覧し、一部地域の人にも読んでいただきました。
◆自分の最期は楽な死に方をしたいと常に考えています。しかし、家族と真面目にどうしたいか話し合ったことはないし、結論は出ていません。そういう意味でも、本日の「人生会議」のお話はとても有意義でした。このようなお話は何度でも聞きたいです。
◆エンディングノートを書いたことがあるのですが、「気持ちは変わる、何度でも書き直せばよい」と知り、気持ちが楽になりました。
◆85歳の母と一緒に来ました。私が話をするより、講演を聞いてもらって母の考えを聞けたらいいなと思い、良い機会となりました。私自身も夫と話し合いたいと思います。60歳を過ぎると自分がどうなるんだろうかとつくづく考えるようになりました。
◆数年前に父と話し合いをしたことがあります。先日、宇和島市で先生の講演を聞いた後に、父が倒れ救急搬送されました。病院で延命について聞かれた際に「気持ちが変わったらいつでも言ってください」と先生から言われましたが、講演会で聞いていたとおりで安心しました。
◆人生会議について、考えたことがありませんでした。帰ったら家族と話し合おうと思いました。
◆主人が癌の告知を受け、悩んで今日来ました。主人の考えを大切にして考えたいと思います。
◆永井先生、たんぽぽ診療所も本当に素敵です。たんぽぽの綿毛のように、ふわふわと、ゆっくりと、そして広く伝わっていきますように。
◆少し苦しい思いをしても長生きしたい人は病院へ、楽に過ごしたい人は自宅へ、とても印象的で、すごくわかりやすい言葉でした。
◆「人生会議しよう」、とても学びの多いお話でした。両親と一緒に聞くことができて良かったです。
◆決めなくてもいいから、人生会議しよう、いっぱい話し合おう、心に留めておきたい言葉です。自分の最期をどう迎えたいか、今日の講演を参考にして、これからしっかり考えていきたいと思います。最高の在宅医療を追求されている永井先生、これからも頑張ってください。
◆6月の講演を聞いて、また今回伺いました。看取りの考えが変わり、点滴を止めて静かに看取ることができました。ありがとうございました。








2023年11月23日(木)
主催:コノハベース(医療法人豊寿会はもれびクリニック)
演題:第2回鎌ケ谷ビジョン「自分らしい生き方=逝き方~亡くなるまで食べるためには~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:きらりホール(千葉県鎌ケ谷市)

千葉県鎌ケ谷市で開催された「食」の可能性に関するイベントにて講演し、一般市民150名の方にご参加いただきました。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆「人としてどう関わるか」「困難から逃げない」等の言葉が印象的でした。また、ご本人にとっての「望み」や「幸せ」は何かを考え決断し、支援者や家族として受け入れることの難しさと覚悟の必要性について考えさせられました。
◆91歳の男性の点滴チューブをとって、食べたいというお寿司やビールを食べさせてあげたときの、「美味しい」と言った表情に感動しました。泣けました、大泣きでした。
◆「点滴をやめると、食欲がわく」という発想が斬新でした。私の中の固定観念では、「食べられなくなったら、点滴」ということしかありませんでした。実務に提案していきたいと思います。
◆まさに今一人暮らしの姉が緩和ケア病棟に入院しており、いつ呼び出しが来るか不安で、夜中だったらどうしようと眠れぬ日々です。「最期に会えなくても良い、本人が楽であれば良い」という先生のお話に、涙が出るほど気持ちが落ち着きました。
◆亡くなるまで温かくサポートしてもらい、必要以上の治療はせず、亡くなるまで食べることができることに感動しました。
◆点滴をやめて、自分の力で食べることが可能で、看取りのときに見ていなくてもいいし、何もしなくてもいいのだと気持ちが楽になりました。
◆サイダーを飲んだおじいちゃんが思わず口ずさんだ「最高じゃ」という言葉が印象的でした。








2023年11月19日(日)
主催:市立宇和島病院
演題:人生最終段階の準備はできていますか~在宅医療と人生会議~
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:パフィオ宇和島

宇和島市にて「人生会議」に関する講演をさせていただきました。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆人生会議の意味がすばらしかったです。いい言葉だと思いました。
◆人生会議をしようと強く感じました。
◆悩み迷うプロセスがダメでなく大切であることが印象に残りました。
◆動画が多くてわかりやすくて良かったです。
◆どのように生きてどのように逝きるか、正解はないが考えることはできる。いつかは考えないといけない問題だと思いました。
◆人生の最期とどう向き合うかを考えさせられました。
◆食べることをあきらめない人がいてくれることが心強いです。
◆独居の80代、すでに延命断り状も書いて子供達に知らせています。講演会を聞いてとても感動しました。
◆ACP、食べること、頼れる先生…とっても大事です。
◆共に悩んで考えていく。決めたことは変わってもよい。独居の方の自宅での看取りという選択肢があることがわかりました。
◆先生のお話を愛媛新聞で読み、主人を、娘とヘルパーさんと在宅で看取ることができました。最期の3日を思い出しても納得しており、感謝しています。自分も自宅で終わりを迎えたいです。




2023年10月31日(火)
主催:愛光学園
演題:誰のために医療はあるのか?~在宅医療から多死社会を考える~
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:愛光学園

愛光高等学校の人権同和教育の一環として、毎年講演をさせていただいております。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆スライドがとても面白くて、普段の講演だとすぐに爆睡してしまいますが、珍しく起きていました。講演をしていただきありがとうございました。
◆私は医学部志望です。元々都会でしのぎを削るのではなく、愛媛に残って地域医療をしようと考えていましたが、今回の講演を聴いてその思いが強くなりました。「多死社会」へと向かう中、治る見込みのない患者さんを延命させるためだけに医療を施す余裕はなくなってきます。医療費の自己負担は年々増し、地域で支える「看取り医療」の需要は増えるのだなと分かりました。以前、先生のエッセイを読んだことがあって、こんな医療のあり方もあるのだなと印象に残っていました。その先生が、愛光高校のOBだったこと、こういった貴重なお話が聴けたことに感動しています。ありがとうございました。
◆病気を治すという役割にとらわれすぎるのではなく、患者さんがどういう最期を迎えたいかを考えて、患者さんに寄り添う治療が多死社会のなかで大切であることを知りました。特に、どうすれば患者さんがより多くの幸せを感じられるかを考えて、医師という任務を全うする先生の姿に感銘を受けました。病気を治すだけでなく、患者さんを一番に考えた治療ができる医者こそが本当の医者だなと思いました。
◆「治せなくても支えていく」という考えはこれから重要になっていくことだと感じました。これからより患者に寄り添う医療が発展して、在宅医療が主流になればと思いましたし、この先「多死社会」へ向かう日本では、その実現のために技術の発展も不可欠だと思いました。今回の講演を聴いて、医療への関心が高まりました。自分に出来ること、将来について考えなければならないと思うきっかけになりました。
◆病院に対して「病気を治すためだけの場所」というイメージがありましたが、先生の治療は限りなく患者さんに寄り添っているように思いました。病院食は融通がきかずおいしくないと思っていたので、お寿司をムースにして提供するのはとても衝撃でした。すべての病院で取り入れて欲しい取り組みでした。これからの医療のスタンダードは、患者さんの健康か想いかどちらかではなく、両方を考慮した医療になるのではないかと思いました。
◆終末期医療に携わる医師を志しています。患者さんの食べたいものを食べられるように治療を行い、病状が回復していく姿に驚きました。ビールを飲んだあとに満足そうな笑顔で「これでコトッと逝ってもかまわん!」と言っていたのが印象に残りました。これが先生のおっしゃっていた「病気だけでなく、人、家族、生活、地域、そして『人生』をみる医療」なのだと感銘を受けました。「治す」ことに固執するのではなく、治せなくても「支える」、患者さんの伴走者のような医者を目指そうと思いました。ありがとうございました。
◆私は医者志望でも理系でもないから、今回の講演は自分には関係ないと思っていました。しかし、先生の話がとても上手で、また内容が興味深かったので最後まで楽しむことができました。特に心に残った言葉は、「亡くなるまで治し続けることは本当に幸せなのか」ということです。実際に映像で見せていただいた患者さんの様子を見てとても感動しました。元々は点滴でつながれていた方が、サイダーやお寿司を食べている姿がとても幸せそうで、自分まで笑顔になりました。延命治療はとてもいいことだと思っていましたが、本当に患者さんが望むとは限らないことを知って少し驚きました。最近の中で一番興味深かった講演でした。また機会があれば本を読んだり、YouTubeを見ようと思いました。
◆今まで多くの講義を受けてきましたが、一番心を動かされました。医学部に行きたいと思っていますが、在宅医療を行うという考えは頭にありませんでした。ただ単に病気を治すということが患者さんの幸せに繋がるというわけではないことを再認識させてもらいました。見せていただいた動画では、おじいさんの心から嬉しそうな声を聞いて感動しました。医者として患者さんに接するという前に、どちらも人であり寄り添うことが大事だとわかりました。
◆私も先生のような人を笑顔にできて、本当に人のためになる仕事に就きたいと思いました。そのために、今は努力をして将来多くの人のためになれるように頑張りたいです。
◆一番心に残ったことは、先生が「他の医学生が専門医になるのなら、自分は他の道を目指そう」と決心したというエピソードです。専門医になって安定した給料をもらい、安定した暮らしを優先するのではなく、医師として社会に貢献する道として専門医ではない道を選んだことに感動しました。
◆講義の中で「病を治す(だけ)は小医」という言葉を聴いて、その考え方はどの職業にも当てはまると感じました。私の夢は小学校の先生になることです。勉強だけでなく、生徒の心の成長を促せるような先生になりたいと思っています。小学校の生徒に当てはめてみると、ただ教えるだけではいけないなと感じています。私自身が自分の生徒一人一人と向き合うなかで、どのように関わっていけば成長に繋がるかを考えて行動しなければならないと思いました。そのためにも、ただお金を稼ぐために働くのではなく、常に自分が何のために職業を選んだかという初心を忘れず働けたらと思いました。学び多き講義をありがとうございました。




2023年10月8日(日)
主催:広島県栄養士会
演題:令和5年度広島県栄養士会 医療・福祉連携研修会「多職種協働でつなぐ在宅医療~最期まで口から食べるには~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:オンライン

オンラインにて多職種連携に関する講演をさせていただき、主に管理栄養士の皆様にご参加いただきました。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆「食支援は究極の多職種連携である」ことが実際の支援映像からしっかりと伝わってきました。食べることは生きている証であり、その場に居る皆を幸せにしてくれますね。
◆「最期の瞬間をみていなくていい、息を引き取る瞬間にそばに居ることができなくてもいい、それまで十分に寄り添ってきたのですから…」という言葉に感銘を受けました。これから先、看取り期を迎えられるご家族様にお伝えしていきたいと思います。
◆急性期病院ではなかなか誤嚥のリスクは負えないので羨ましいと思いました。急性期での不適切な輸液は良くないですね。
◆「食支援は究極の多職種連携」と言われたことが印象に残りました。尊厳のある最期を迎えるために、食の専門家としてできることを今後も模索したいと思います。ありがとうございました。
◆点滴と吸引による身体への影響が印象に残りました。ここ何人か、病院では全然食べられず点滴のみ,看取りで退院したが思ったより食べられて思ったより長く施設で生活されたケースがありました。その謎がとけた気がします。




2023年10月4日(水)
主催:愛媛県在宅介護研修センター
演題:愛媛県在宅介護研修センター10月講座「自分らしい生き方=逝き方~在宅医療での自然な看取り~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:愛媛県在宅介護研修センター

現地及びオンラインにて講演をさせていただき、一般の方や介護職、ケアマネジャー等にご参加いただきました。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆素晴らしかったです。高齢社会でどんどんニーズが増え、学びが大切だと思いました。友人からいただいた本を読んだり、ビデオを見たりしたところ、賛同する声が多かったです。
◆実際の映像などを交えてとてもわかりやすく、自分自身のことと照らし合わせて想像することができました。
◆家族は長生きしてもらいたいが、それが本人にとってどうなのか。私が今まで当たり前だと思ってきた医療に対する考え方が大きく変わり、親や自分の最期をしっかり考えるきっかけを頂きました。
◆映像が多く事例がわかりやすかったです。「枯れていく」ということに衝撃を受けたことを思い出し、自分が担当したターミナル事例も思い出されました。
◆「食べられないから亡くなるのではなく、亡くなる前だから食べられない」ということが、とても刺さりました。看取りの時に点滴をしないのは目から鱗でした。私はまだまだですが、先生のようにBigな人間になれるよう頑張ります。先生はメガネをたくさん持っていらっしゃいますね。
◆癌の手術をした経験があり、自分自身は死についていつも考えていますが、家族も考えてほしいと思い主人も一緒に受講しました。先生のお話を聞かせていただいてよかったです。ありがとうございました。


2023年7月29日(土)
主催:医療法人桜十字病院
演題:桜十字NST研究会Vol.14「食支援は究極の多職種連携~亡くなるまで食べるためには~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:医療法人桜十字病院(熊本市)

初めて熊本市で講演させていただきました。ハイブリッド開催で合計400名を越える参加をいただきました。今回の講演でいただいた感想の一部を共有します。


◆看取りでは、最期の瞬間をどう過ごすかが家族も負担であり不安が大きい部分でした。最期の瞬間を見なくてよいと話して差し上げること、確かに!と思いました。気づいたら亡くなっているくらい、穏やかに亡くなることは幸せなことだと、これからはご家族にお話ししたいと思います。
◆「できるできないではなく、やるかやらないか」という言葉が印象的でした。
◆栄養士さんや調理師さんが、食事の個別対応をされており、とても労力がいると思いましたが、患者さんの笑顔や一言一言に感動しました。自分も何ができるか考えて行動していけたらと思います。
◆点滴が吸引回数を増やしていることや、点滴を止めることで食欲がでることに驚きました。お酒を飲ませてもいいんだとびっくりしました。
◆利用者さま目線で本人が望んでいることを専門職が話し合い、実現させてあげられることは利用者さまが満足するだけでなくスタッフ自身も働くモチベーションを高めることにつながることを知りました。気づきを頂ける大変ありがたいお話でした。
◆やはりまだまだ訪問管理栄養士は少ない。先生が仰ったように、採算が取れません。採算を考えると20名以上の患者さまの訪問が必要となります。今後制度の改正や、訪問栄養士が必要と思ってくださる医者が増えて訪問栄養士が増えるようになればいいなと思っております。
◆今まで食べられなくなった時にどうやったら食べてもらえるか考えてばかりいました。食べられなくなった時は体が処理できない状態という一文で、納得というか、ようやく食べられない方の状況が理解できたと思います。
◆病院では絶食になったまま最期を迎える方が、ご自宅に帰りあんなに嬉しそうにお食事をされる場面を見てとても感動しました。医療者の食べることを諦めないことが、一人一人の幸せや喜びにつながることを今回の動画で目の当たりにし、私自身もその気持ちを大切にしたいと思いました。
◆一人一人たった一度の最期に、納得のいく最期を一緒に考えることができるよう寄り添える看護師になりたいと思いました。
◆在宅医療の基本に戻れた気がします。常日頃専門性を意識していましたが、看取りの時には、人として関わる事の大切さもあっていいのだと言われた気がして、安心しました。
◆看取り期の食支援は病院での食事療養とは全く違うものだということを感じました。どれだけハイカロリーのものを食べさせられるかに重点をおいていましたが、カロリー云々ではなく食べたいものを優先するということが最大の食支援になるということを学びました。
◆今日お話を伺うことができて、在宅にかかわるようになって15年来の悩みが晴れたような気持ちです。並々ならぬご苦労が推察されました。先生の穏やかな口調の中に、確固たる理念を感じました。全国で先生の本が読まれている現状、5年後、10年後、日本の未来が少しでも明るくなるようにともに微力ですが、精いっぱい頑張ろうと思いました。
◆管理栄養士として20年近く働いていますが、永井先生がおっしゃっていた「大きな声で食べたいものが言える人は食べられるようになる」は、まさにその通りだと思います! 昨日も誤嚥性肺炎で2人入院してきましたが、おひとりは「高菜ごはんが食べたーい」と言われたので、さっそくSTと相談したところでした!病院でもできる限り口から食べられるように、支援していきます。



桜十字病院講演画像

桜十字病院講演画像


2023年6月21日(水)
主催:味酒地区まちづくり協議会
演題:味酒地区まちづくり協議会講演会「おうちへかえろう~在宅医療という選択肢~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:味酒公民館

愛媛県松山市味酒地区の方を対象に講演をさせていただきました。今回の講演でいただいた感想の一部を共有します。


◆看取りの瞬間はそばに居なくてもよいという言葉に頭を打たれた思いです。死に対して恐さが薄れた気がします。
◆看取りの考えが変わり、自宅での最期に希望が持てました。
◆仕事で看取りを経験していますが、「最期のときはそこに居なくてもよい」ことを、不安になっているご家族様に伝えさせてもらっています。ずっとついていてもトイレに行っている間に亡くなることもあり、本人が望まれたことではないかとずっと思っていたので、自分が思っていたことが間違いではなかったと思うことができました。
◆新聞の先生のコラムを切り取りファイルに綴じておりました。先生の著書を友人にも送り、大変喜ばれています。本日のお話も、他の町の方も心待ちにしていると思います。
◆病院では医療機器につながれ、死に向かうにつれて笑顔が見られなくなり、介護者も諦めムードになっています。講演中に紹介されていた患者さんは、最期まで諦めないで看取れて家で過ごせていました。よいお話をありがとうございました。
◆「人生は限られているから美しい」「医療者も国民も死に向き合っていない」「楽なように、やりたいように、後悔しないように」。この言葉は、これから死を受け入れる日に向けて心に響くメッセージとなりました。
◆親のこと、自分のこれからのこと、思いを巡らせながら聞かせていただきました。テーマにある「在宅医療という選択肢」が気持ちを楽にさせてくれました。
◆現在たんぽぽクリニックにお世話になっています。家に帰ることを選んで本当によかったです。先生に来ていただくと安心し、顔を見るだけで元気が出ます。みなさんのおかげで食事もとれるようになりました。



味酒公民館講演画像

2023年6月7日(火)~13日(火)
主催:NPO法人 口から食べる幸せを守る会
演題:NPO法人 口から食べる幸せを守る会 第11回全国大会「医療を最小限にすれば亡くなるまで食べられる!」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:オンデマンド配信

オンデマンド配信にて、医師、看護師、管理栄養士等の方を対象に講演をさせていただきました。今回の講演でいただいた感想の一部を共有します。


◆患者さんの食べる動画がとても印象的でした。調理師さんはあまり患者と関わるイメージはなかったですが、たんぽぽクリニックではしっかり関わる姿があり羨ましく思いました。
◆輸液を止めることで食欲が戻ってくるケースは非常に興味深く思いました。痰の量や浮腫の状況なども評価しながら、必要性を見極め、医療を最小限にする努力は大切と改めて反省させられました。
◆「最期まで食べられる」を実現するための情熱と方法のヒントを教えていただきました。
◆患者・家族は、永井先生をはじめ多職種チームの方々に寄り添っていただけるなんて、どれほど心強いことかと思いました。支える医療は「Being」の医療とのお話に共感し、TTC=とことんケアという対応を実践していることにも素晴らしい!と思いました。
◆医療を最小限にすれば食べられる、ということをどれほどの人が知っているだろうか、医療者自身も知らないのではないか、と思いました。食支援は要介護高齢者の生活において、後回しになりがちですが、幸せな最期を迎えるには重要な要素であることを感じました。
◆たんぽぽ先生のチーム活動により、多くの幸せが導かれている様子に感銘を受けました。私も学びを伝達したいと思います。
◆点滴が経口摂取の邪魔をしている可能性があることを教えていただき、経口摂取への1つの選択肢として考えさせていただこうと思いました。


2023年5月19日(金)
主催:医療法人社団ホームアレー
演題:第29回ホームアレー無料オンラインセミナー「多職種連携で行う在宅医療~亡くなるまで食べるためには~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:オンライン

オンラインにて多職種連携に関する講演をさせていただきました。今回の講演で一番印象に残ったこと等、いただいた感想の一部を共有します。


◆最小限の医療が患者の負担を軽くするということがよくわかりました。
◆その人らしい生活を送ってもらうために、日々工夫されて、一人に時間を割いてというのが感動しました。「亡くなる前だから食べられない」と私も説明していきます。
◆私は栄養士であり、在宅介護もしているため、本人の意思で食べるということをとても大事にしてきました。本日のセミナーは実例を交えた内容で、大変勉強になりました。「最後の1時間」のマンガは涙でいっぱいになってしまいましたが、「本人の食べる権利・生きる権利」を剥奪することは誰にもできないですし、その部分が軽視された世の中になりつつあることが悲しいです。
◆ACPは早ければ早くしても問題はないということ、体が対処できない点滴などはかえって負担になってしまうこと、亡くなる瞬間にそばにいなくてもよいということが特に印象に残りました。
◆終末は医療を減らすことで本人が楽になる、口から入る水分量で予後予測をされていることなど、たくさんの学びがありました。
◆看取りに携わる者として、やはり事業所全体で共通認識を持つことが重要であると感じました。TTC(とことんケア)、私もそんなケアをしてみたいです。
◆「医療者の無知は患者にとって罪」、スキルアップを痛感しました。
◆今回の講義に出会えたことを感謝申し上げます。父を在宅で看取った経験から講義の全てを自分の父に置き換えて聴かせていただきました。一生懸命在宅医療に取り組まれるスタッフを育て上げ営むたんぽぽクリニックが魅力的で、一緒に働きたいと憧れました。先生の講義を多くの方が拝聴し、家で亡くなりたいという人の希望を叶えてあげられるといいなと切に思いました。私自身が振り返りこれでよかったんだと改めて自分を納得させられました。「早すぎるACPはない」「TCC発令」、すばらしいルールだと感動しました。
◆在宅医療の医師が、利用者と家族の死に対し、真摯に向かい合っている姿勢に感銘を受けました。死を避けて通らないその姿勢が大事だと思いました。
◆「たかが一時間、されど一時間」、グッときました。
◆「独居でも看取りはできる」に私も背中を押してもらったように思います。


2023年2月25日(土)
主催:高知市在宅医療介護支援センター
演題:高知市在宅医療・介護連携推進のための多職種研修会「多職種連携で行う食支援~亡くなるまで食べるためには~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:オンライン

オンラインにて多職種連携に関する講演をさせていただき、医療関係者約250名が参加されました。いただいたご感想の一部を共有します。


◆涙を流しながら見ました。本当に感動し、とても参考になり今後に活かせる素晴らしい研修でした。
◆患者さんとの信頼関係を作り、患者さんのやりたいことを皆で叶え納得のいく最期を迎えることができたのは素晴らしいと思いました。これで正解だったんだ、と後で思える看取りをするためには、一緒に悩んで意思決定することが大事なんだと理解しました。
◆輸液量によって概ねの予後予測をしながら支援の枠組みを本人や家族とも共有し関わる手法が分かりやすく印象に残りました。
◆在宅で看取ることは少しでも家族との時間を大切にする目的はもちろん本人の意思を最低限の医療を行えば最大限尊重できることを知りました。本人が食べたい、飲みたいという希望が叶ったときの発言、表情、その様子を見て喜ぶ家族を見て、究極の支援であると感じました。
◆食べられなくなった状態で少しでも長く生きてほしいので点滴を希望する家族に対して、「亡くなる前に点滴をしないことを納得してもらう4つのポイント」は分かりやすく、実際に現場で説明する際に活かすことができると思いました。
◆本人がどんな死を望んでいるのか?亡くなっても「これで良かった」と納得できる看取りをするためには「人生会議」=意思決定を支持する。そのためには絶対に多職種での連携が必要なのだということを実際に事例を通じて学ぶことができた。
◆「自らが無力であることの自覚を持つ」この意識が連携に対しての支援者として立ち位置や役割について大事で、良いチームケアにつながると思いました。
◆「医療が看取りの邪魔になってはいけない」という言葉には、そのような視点はなく目から鱗でした。


2023年2月5日(日)
主催:公益社団法人愛媛県栄養士会
演題:公益社団法人愛媛県栄養士会 生涯教育研修会「多職種連携で行う食支援 ~亡くなるまで食べるためには~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:オンライン

オンラインにて多職種連携に関する講演をさせていただきました。今回の講演で一番印象に残ったこと等、いただいた感想の一部を共有します。


◆最期まで食べるために、多職種が一丸となって取り組むことが印象に残りました。
◆食べることを諦めないということを多職種で共有することの大切さを知りました。
◆結果より悩む過程を大切にすることが印象に残りました。
◆医療を最小限にして食べられるようになる、それを支える医療支援があるということを知りました。
◆ご本人主役での食支援の映像(寿司屋台など)が特に心に沁みました。
◆食べたいものを多職種で協力して形にしているところに、とても感動を覚えました。
◆最期の瞬間を見ていなくてもよいということは、自分自身の経験と重なり、とても考えさせられました。
◆患者様それぞれ個々のニーズに合わせた対応をされていることに大変感銘を受けました。食べたいと思ったものを口にすることができたときの患者様の表情が心に染み入りました。
◆早い段階から話し合いを重ね、揺れ動く思いに寄り添うことで、少しでも「ご本人や遺される方々の納得のいく最期」というものに近づけるかもしれないと思わせる数々の事例に励まされました。


2023年1月19日(木)
主催:西予市地域包括支援センター
演題:西予市ケアマネ勉強会 おうちに帰ろう! ~在宅医療という選択肢~
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:オンライン

オンラインにて講演・グループワークを開催し、西予市周辺のケアマネージャーや保健師・看護師・社会福祉士の方が40名参加し、意思決定支援について熱心な議論が交わされました。
いただいたご感想の一部を共有します。


◆『食べられなくなったら死ぬのではなく、死ぬ前だから食べられなくなった。』当たり前のような言葉ですが、それを誰もが当たり前と受け止められるようになれたら良いと思いました。
◆講演の初めに、「存在自体が安心できる医療でありたい」と言われた先生の言葉が印象的でした。たんぽぽクリニックの在宅医療を受けられることで、安心して自宅での生活を送れる患者さんがおられると感じました。
◆意思決定支援におけるタイミングや寄り添い方、人生会議についてとても参考になりました。常に患者様、家族様に寄り添うことの大切さを再認識させていただきました。そして、決めたことはいつでも変更可能であること。これからの支援に生かしていきたいと思います。
◆"人それぞれ"その人らしく生きることとは?…を改めて深く感じることができました。 色んな場面でのプレゼンテーションに胸が熱くなりました。また言葉のひとつひとつに深い想いがあふれていて、たくさんの気づきを覚えることができました。本当にありがとうございました。
◆永井先生は医師という立場でありながらも、医療処置を最優先するのではなく、最期まで本人の戸惑いや家族の思いに寄り添い、当たり前のようで一番難しい最期まで人間らしく(その人らしく)過ごせる関りを続けながら最期を看取られる姿や、医療は最小限にし、食べる事を諦めないという考えのもと、それを実際に取り組む姿勢にとても感銘を受けました。再び食べられるようになった利用者さんの笑顔や言葉がとても印象的でした。
◆先生が話されていた「食べたいものを大きな声で言える人は食べられる。」という言葉が印象に残りました。また看取りの時には点滴をしないという選択が、本人の尊厳を維持する為に大切である等、勉強になる事が多くある研修でした。
◆たんぽぽ俵津診療所の先生方と一緒に多くの方の看取りの携わらせていただいたことを思い出しながら受講しました。ご一緒させてもらったご家庭で先生方のご家族に向けられた言葉は今でも私の中に残っており、現在進行形で支援する中でも私の経験値として生かされています。
◆独居でも看取れる在宅医療について。永井医師から1例でも経験や成功例があるかどうかで変わると言われたこと。今までは家族が看取ることが大事と考え、独居での看取りを考えていなかった。これで良かったと最期に思われることが一番だと聞き、そう思っていただけるよう支援していきたい。