講演、講座等の様子や、皆様からお寄せいただいた声です。(2024年)

2024年6月26日(水) NEW
主催:医療法人ゆうの森
演題:第27回流石カフェ「"2024年度診療・介護報酬改定" 注目したい在宅関連報酬の10の項目!!」
講師:医療法人ゆうの森 業務サポート室室長 江篭平紀子
場所:オンライン

2024年度の診療・介護報酬改定において、在宅医療で注目したい10項目を紹介させていただきました。全国から460名の申し込みがあり、注目度の高さが伺えました。いただいた感想の一部を共有します。


◆本日は、貴重な説明会ありがとうございました。改定の時期は、いつも解釈があっているのか不安でしたが研修に参加でき良かったです。 訪問看護などの集患方法についてや、在宅患者様への訪問栄養指導や薬剤師のかかわりについてもどのようにアプローチしているのか学んでみたいです。
◆加算等の内容だけではなく、新設・変更された背景や、医療と介護の両面から見た報酬の改正についてご説明をいただき、スッと入るわかりやすいお話でした。普段は在宅医療のコーディネートを行っていますが、診療報酬の関係は詳しくなく、もっと学んでいきたいと思いました。
◆自院で算定する項目以外の勉強がまだできていなかったので非常に勉強になりました。在宅関連の報酬の押さえておきたいポイントが分かりやすくまとめられたスライドと聴き心地の良い声により内容がとてもよく理解できました。ありがとうございました。
◆今回の診療報酬改定のポイントが分かりやすくまとまっていて、頭の中が整理できました。オンデマンド配信でも復習してさらに知識を高めたいと思います。国が訪問診療に「質」を求めていること、DX化による速やかな全方位的情報共有を求めていることが、今回の改訂からも色濃く伺えます。今後も質の高い在宅医療を通じて、患者家族が最期まで安心して過ごせるためのサポートを継続すべく精進して参りたいと思います。ありがとうございました!
◆医療と介護の連携や多職種の役割の重要性が、少しでも報酬に繋がりはじめたようで良かったけれど、まだまだ目に見えない部分で支援している部分もあり、そういう所が少しでも理解されてくると仕事のモチベーションも上がると思います。
◆報酬改定の背景やそれに伴う実務上の留意点なども併せて解説していただくことにより、 あらためて今回の改定の意味、やるべきことを整理して理解することができました。 退院日の看護についてや、リハビリの改定については、自分の理解が曖昧だったところを整理できたように思います。 新しい算定マニュアルも拝見して勉強していきたいと思います。 願わくは江篭平さんのサインをいただけると幸いです。
◆ポイントをわかりやすく教えていただき助かりました。 ますます多職種連携や、人生会議が必要になってきたこともよくわかりました。 ありがとうございました。
◆介護に関しては改定について一見はしていたものの習得までは程遠いものでしたが、要点をしぼった丁寧な説明に抵抗心なく受け入れることが出来ました。ありがとうございました。
◆訪問診療の同行をしています。診療点数早読み表等では、なかなか理解できていなかったのですが改定のポイントの説明を聞いて納得できました。どのように訪問看護ステーションや施設などとICTを用いて情報共有をしていくかが課題です。わかりやすく、参加して理解を深めることができてよかったです。また在宅での看取りの充実について地域課題をふまえ考えないといけないなと思います。


2024年6月15日(土)
主催:協和キリン株式会社
演題:在宅医療多職種勉強会「在宅医療で看取りの文化を変える ~ただ看取るだけでいいのか?~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:オンライン

オンラインにて、医療関係者の皆様を対象に講演をさせていただきました。多くの感想や温かいお言葉をお寄せいただきましたので、一部を共有します。


◆「亡くなる瞬間を誰かがみていなくてもいい」という言葉が印象に残りました。生きている間のかかわりが大切であり、本人とたくさん話をすること、毎日が人生会議であるということを忘れずに、家族と過ごしていきたいと思います。(保健師)
◆マンガで泣きました。実際の医療現場で働いているため、Doingに重点が置かれてしまう、というか置く場であります。しかし、知っていることでBeingに繋げる、それができるという支援をしていきたいです。(看護師)
◆最期まで食べられる、食べることは生きることが、人として重要なことだと思いました。「看取りの質を高める」、とても印象に残りました。(看護師)
◆どのような最期を迎えたいか?そこを追求することで、本人にとって必要な医療が最低限でよいこと、点滴することが余分なケアを助長してしまうことを知れて大変参考になりました。医療者としてご本人様の声に、どんな最期を迎えたいかに耳を傾けることが大事だと再認識しました。(理学療法士)
◆著書を多数読ませていただきましたが、実際にたんぽぽ先生から講義を受けられる日が来るとは思いませんでした。このような勉強会を病院で働く医師や看護師にぜひ受けてもらいたいと感じます。(看護師)
◆点滴をご家族が希望されることがよくあります。ご家族への伝え方について、こんな風に伝えるとわかりやすいなあと印象に残りました。独居の看取りは難しいと思っていました。「亡くなる瞬間は見なくてもいい」という言葉、研修医の方のお話が印象的でした。(看護師)
◆「たった1時間、されど1時間」という言葉で、日頃から「家に帰りたい」「家に連れていってあげたい」の言葉で、緊急に介入して看取ることが何件もありますが、その時の本人や家族の顔を私も忘れられないことがあって、共感することが多くあり、日頃の看護が間違ってないんだと改めて思えました。看取りの質を高めるために、本人が楽に逝けるかが大切であり「亡くなる瞬間をみていなくてよいこと」を伝えるかかわりもしていきたいと思いました。(看護師)


2024年5月15日(水)、5月29日(水)、6月12日(水)
主催:人間環境大学看護学部
演題:地域・在宅看護援助論
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:人間環境大学松山キャンパス

人間環境大学看護学部で3回の授業を担当しました。看護学部で在宅医療の現場の話をさせていただくのは大変ありがたく、在宅医療や地域医療のことを理解して興味を持ってもらえています。学生さんたちのご感想の一部を共有します。


◆いつも本当に内容が濃くためになることばかりです。今回、課題をみんなで話し合い難しかったけれど、いろんな人の意見を聞いて学ぶことが多かったです。また、最後のドラマは毎回泣いてしまい自分がもしその立場だったらと考えると胸が苦しくなります。最終的に良い結果となり患者さんに寄り添った対応を行いという過程をしみじみと学ばさせてくれる動画です。私も患者さんの立場や家族の意見に寄り添った対応ができる看護師になりたいと思いました。
◆これまでの授業を受けて、在宅医療のイメージが大きく変わりました。また、「患者さんの思いを叶えてあげたい」という気持ちはどの医療者も持っているとは思いますが、実際にそれを行動するのは難しいことであると感じました。しかし、行動を起こすことができるかが実現できるための鍵であることもわかりました。
◆3回の講義ありがとうございました。先生は講義の最後に泣かしにくるのがうまいです(笑)。在宅看護の重要さとても理解できました。在宅看護に興味を持ちました。
◆さまざまな動画を見せていただいてどの人も笑顔がありました。本人の希望に添えるようにと授業の文字ではわかることのできないことが動画をみて伝わってきました。言葉では「その人の希望に沿った看護を」と言えますが、実際に行っていくことは困難であると思います。また「亡くなる時に見ていなくてもいい」という言葉は考えたことがなく、とても驚きました。実際に私は祖母が認知症になってから今までより祖母に会いにいくことが減りました。それではいけないと今回の授業で感じ、話し合うことの大切さがわかりました。
◆より具体的な看取りの事例を見ながらのお話しを伺え涙を堪えるのが大変でした。先生に携わって頂いている患者様は皆が最後まで自分らしく…この1番難しい課題を先生のお陰でクリアしまっとうできているのが羨ましいし、素晴らしいと強く感じました。私の父も1人で旅立って行きました。私は学校からの帰宅が遅れて間に合わなかったし母は睡魔に襲われて寝てしまったそうです。泣きながら後悔する母に私は「お母さんが疲れていたからお父さんが流してくれたんだよ」と声をかけましたが母は納得できなかったと思います。今日の話を帰宅後に母に伝えようと思います。先生のお話を聞けて本当に本当に幸せです。ありがとうございました。
◆人間をとても大切にされていると感じました。身体が思うように動かなくてもやりたい事はやる、どれだけ小さい子供でも家族は家族なのだと、何ひとつ欠けてしまっては納得のいく最期を迎えられないのだと分かりました。自分も自分の家族も、これから関わる患者やその家族にも納得のいく最期を届けたいと思いました。
◆地域医療についてこれまでも授業で学んできましたが、実際の映像や体験談と共に詳しく、具体的に地域医療について学ぶことが出来ました。地域医療は私が思っていたよりも人間みを感じられ、工夫することでとても良い人生を過ごせるのだと分かりました。
◆私は実習でたんぽぽクリニックさんに行かせていただきましたが、その時はまだほとんど知識もありませんでした。今回の講義で私は在宅医療の最先端、とても素晴らしい環境で実習させてもらえていたのだと改めて実感しました。在宅医療も立派な人生の道だなと強く感じました。
◆私は、ゆうの森さんの講義を受けるまで、病院の臨床看護師になりたい!と思っていました。ですが、この3回の授業を通して地域在宅にとても興味を持つことができました。マンガ大賞は、毎回感動するお話ばかりでとても興味を持つことができました。本当に有意義で自分にとって大切な時間でした。ありがとうございました。


2024年5月17日(金)
主催:愛光学園
演題:誰のために医療はあるのか?~在宅医療から多死社会を考える~
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:愛光学園

愛光高等学校2年生を対象に毎年講演をさせていただいておりますが、毎回熱心に聴講され、色々と感じていただいています。同じ話を教職員にも聞かせたいとご依頼をいただき、今回、教職員対象にお話しさせていただきました。在宅医療の分野で医師が患者に関わるアプローチは、教育の分野にも重なることが多く、多くの先生方が教育とオーバーラップして感じていただけたようです。いただいた感想の一部をご紹介します。


◆「寄り添う」というのが、本日のテーマであると思いました。「治すのではなく、支える」その発想は教員が生徒と関わる普遍的なメンタリティーであるように思いました。とかく我々は「どこが悪いのか」をあげつらいがちですが、「どのように味方になるのか」が大切なのだということを常に忘れないでいたいと思いました。
◆先生は、本質を見失うことなく、自分の理念を強く持って活動されていて、教員の立場でも応用できると思いました。そして、先生の法人で働いている方がみんな楽しそうだったのがすごく印象に残りました。自分の命を何に使うか、自問自答しながら自分の使命を全うできるように努力していきたいと思いました。
◆相手の立場に立って考えること、非常に考えさせられました。専門家のエゴが相手を傷つけることもあるということは自分も気をつける必要があるなと思います。授業中にいらないことを言ったり…。「迷う」「考える」ことを自分も忘れないようにしていきたいと思います。
◆「先生が来るだけで安心できる」…先生の授業に参加すると安心できる。そんな授業になるよう努力したいと思います。「信頼関係は一度で築ける」…これは生徒との人間関係においても同じで、最初に会って話した瞬間に決まるように思います。
◆医療も教育も信頼関係を構築することが大前提にあると思います。「一度で信頼関係を作る」というのは非常に難しいことですが、確かに「この一度」を逃してしまうと次がないと思うことで、真剣に一つ一つのことに向き合おうという意志を持つことができると思います。
◆Doingの医療からBeingの医療への変化は現代社会にとって必要で、自分らしい最期を迎えるためにも大事なことだと思いました。
◆私たちは教育という現場に身を置いていますが、まさに医療と同じように変革・変化の時期にあると思います。「誰のための教育か?」という柱を忘れずに新しい教育に挑戦していくことが大切だと感じました。
◆Doingの医療とBeingの医療の話で、教員としても態度が悪い生徒や課題を出さない生徒に対し、頭ごなしに叱るのではなく、「支える」という考え方で生徒一人一人に寄り添ってあげることが大切なのではないかと思いました。「信頼関係は一度で築ける」という話では、相手のことを理解し、理解しようとする姿勢を見せることが非常に大切だなと思いました。
◆DoingとBeingの考え方は、生徒を叱る際に心に留めていたことだったので、緩和ケアの分野でもある考え方だと知り、驚きました。限りある時をできる限り楽しく、楽に、やりたいようにケアをされている姿が大変心に残りました。
◆これからの医療としてBeingの医療というものに触れ、今後我が身にも訪れる親の介護について考える良い機会となりました。教員として、今後、医療者になろうとする生徒たちにこの話をフィードバックできればと思います。また、教える立場としても自問自答を繰り返し、良い人材になれるように努めたいと思いました。
◆人の進まない道で限られた能力を最大限に生かすという考え方は参考になりました。「存在自体が安心できる」というのは教師においてもとても大切なことだと思いました。「初診は患者による面接試験である」、このことは教師の世界でも同じであると思いました。最後の動画では号泣してしまいました。貴重な価値観の提供をいただきありがとうございました。
◆医師の方々が、患者さんを治してあげたいと思う気持ちと、それにより患者の食べる権利を奪うことに繋がってしまう。このことは教員の知識を教えたいがゆえに、生徒が考える機会を奪うことにも似ているなと思いました。生徒の立場に立ち、どうするのが最も成長につながるかを考え続けたい。誰のために医療があるのか、誰のために教育があるのかを忘れずに頑張ろうと思います。医療分野での近年課題になっていることを知ることができ、非常に勉強になりました。
◆今日の講義を聞いて180度考えが変わりました。患者さんの気持ちに寄り添うことは、「治す」だけではないことが、自分の考えにプラスになる大きなことのように感じます。教育のあり方もこれに準ずるように思いました。まだ自分に見えていない考え方をさらに模索していきたいと思います。
◆先生の存在自体が心の支えになっているという冒頭のご家族の言葉がとても印象的でした。医師として社会貢献をされている先生が素晴らしいと思い、私たちも子どもたちの心の支えとなる存在でありたいと思いました。そして、これから自分や家族の死と向き合うことになると思いますが、先生の講演のおかげで選択肢が広がりました。
◆日本社会の人口推移変化により、人々にますます必要とされてきている地域医療や在宅医療を発展されてきておられ、頭が下がります。私たちも生徒たちの成長・学びのために仕事をしているのに、自分の都合を押し付けてしまっている時があるので、考えさせられました。生徒の理解・安心・納得を大事にしていきたいと改めて思いました。
◆身近な人や自分が死に向き合った瞬間に様々な選択肢があることがわかりました。また、医療を最小限にしたら食べられるという映像には涙が溢れ、身近な人と重ね合わせながら今一度考える機会となりました。




2024年3月10日(日)
主催:豊橋市医師会
演題:令和5年度かかりつけ医普及啓発講習会「おうちへかえろう ~在宅医療という選択肢~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:豊橋市保健所・保健センター(愛知県豊橋市)

愛知県豊橋市にて一般市民の皆様を対象に講演をさせていただきました。ご参加の100名を超える方々には、大変熱心に、うなずきながら聞いていただいたのが印象的でした。多くの感想や温かいお言葉をお寄せいただきましたので、一部を共有します。


◆「亡くなる瞬間はみていなくてもいい」という言葉が印象に残りました。12年前に父親が亡くなる際、ほんの少し離れた瞬間に独りで旅立たせてしまいまったことをずっと父に申し訳なく思っていましたが、今日の永井先生のお話を聞いて心が軽くなりました。ありがとうございました。先生の声のトーンや話し方、本当に先生が来て下さるだけで安心だとの本人や家族の方の言葉を聞き、分かるなぁと感じました。あったかい気持ちになりました。(50歳代女性)
◆独居ですが、家族が理解していれば、亡くなるとき誰かが見ていなくても良いという話が印象的でした。生前は色々な事を話合うということが大事と認識しました。(80歳以上女性)
◆人生会議の話し合いを知り、さっそくしようと思います。すばらしい先生です。これから先生の言葉を思い出し生きてまいります。(80歳以上女性)
◆「人に必要とされること」を分かりやすく話してくださったことが印象に残っています。プリントをいただき分かりやすく、これから生きる上で参考になります。ありがとうございました。(70歳代男性)
◆点滴を止めて、ビール、寿司を食べる映像が素敵です。(80歳以上男性)
◆わかりやすく大変良かったです。(80歳以上男性)
◆「在宅医療という選択」というとハードルが高く感じてしまいますが、本来人が過ごす場所に帰ると思っていて、そのハードルを少しでも下げることができるような関わりをしていきたいと思いました。(30歳代女性 看護師)
◆人生会議、自分らしく生きること。自宅での看取り。91歳の男性の退院で、ビールと寿司を食べて「最高だ」と言っているのを見て、希望があると感じた。(40歳代女性)
◆自分ががんになり患者さんの気持ちがわかったという話、点滴と食事の話が印象に残りました。(40歳代女性)
◆ケアマネ新人です。今後ACPが在宅生活でとっても大切だと思います。死というものを受け入れて、その後の人生についてしっかり話をすることをしていきたいと思います。医療関係者も自宅での看取りについての理解がとても大切だと思いました。「亡くなる瞬間はみなくてもいい」、これはすばらしい言葉でした。(40歳代女性)
◆20年前私は夫をがんで在宅で看取り、その後の人生が変わりました。永井先生の言葉全てに共感しています。私の今思うことは、看取り、死を迎える教育がもっと世間に広く普及できればと考えています。ありがとうございました。(50歳代女性)
◆最期、亡くなる瞬間をみられなくてもいいという言葉が印象的でした。利用者がふいに自宅で亡くなってしまうこともありケアマネとして自分を責めてしまうことがあります。本人が望んでいること、最後までその人らしく生きられて天命を全うできることを意識していきたいと思いました。(50歳代女性 包括職員)
◆たんぽぽ先生の本を何冊か購入し、迷った時の愛読書としています。大ファンの先生の講演を聞けて本当に勉強になりました。本人の意向を一番に、支える人の意向をすり合わせできる限り叶えてあげたいなと思いを強くしました。(40歳代女性)






2024年2月28日(水)
主催:医療法人ゆうの森
演題:第26回流石カフェ「The beginning "看取り" ~看取りのARE CORE(アレ/これ)~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:オンライン

YouTube「たんぽぽ先生の在宅医療チャンネル」における視聴回数ランキングをご紹介しながら、看取りに関する様々なお話をさせていただきました。全国から80名以上の方に参加いただき、熱心なご感想をお寄せくださいました。


◆全ておっしゃる通りです。医療者がちゃんと死に向き合えていない。そして、ご本人がいかにしんどくなく最期を迎えられるかを一番大事に考えないといけないこと。薄々そうだとは感じていたのですが、その通りと膝を打ちました。素晴らしかったです。(医師)
◆医療職であっても、それぞれの人に死に向き合うことの大切さや覚悟を再確認しました。(看護師)
◆いつも貴重なご講義ありがとうございます。頭ではわかっていても、いざ患者さんに向かうと曖昧な説明をしてしまっていたり、タイミングを逃してしまったりすることがあります。チームみんなで同じ思いで関われるとそこの不安も解消できたように思います。患者さんも家族も関わる私達も同じ思いでいることが大切だと改めて思いました。何度も話し合い本人も家族も納得して死に向かうことが出来るようにこれからも関わりたいと思いました。(介護支援専門員)
◆点滴をしない選択肢をなかなか理解してもらえない(その説明をしきれない)担当医が患者や家族の点滴希望を叶えてしまい、その後の浮腫みや喀痰の事を説明しないため(患者の苦痛が増すだけでなく)患者家族の不安も増しているのだと思います。看護師からは点滴しない選択肢を勧める事はできないのですが、もし点滴をする弊害を聞かれたならば…先生の講義で教えて頂いたことを、自信を持ち説明したいと思います。(看護師)
◆ご本人様やご家族に寄り添いながら最後のお手伝いをさせていただく仕事に不安だらけでしたが、今回のお話を聞いて自分自身が死に向き合うことに対して不安であったことがわかりました。先生のお話と今までの経験が結び付き、とても分かりやすいお話でした。今後の訪問看護師としての看取り看護に、自信をもって携われていける気がしました。(看護師)
◆看取りに向けてのお話、どれも納得、うなずきながら聞かせていただきました。最期の時に点滴はいらない。身体は楽に過ごせることを知っている。死に目に会えなくてもいい。ご家族にお伝えするようにしています。今後ともご本人、ご家族が安心して、穏やかに最期まで生ききれるようにお手伝いしていきたいと思っています。ありがとうございました。(看護師)
◆人生会議の大切さを改めて感じました。本人の命は本人のものだからこそ、本人の意思を尊重し、どんな選択をしたとしても、家族が後悔のない、気負わない医療・介護専門職の声かけや支援が必要なのだと思いました。(保健師)
◆どの言葉も支援をする上で大切なものばかりで欠かせないものだと思いました。個人的には、第9位の意思決定に重要な5つのポイントが深く印象に残っており、その中でも結果ではなく迷うプロセスを大切にするということが、今後も自分の中で自信をもって大切にしていきたいと思いました。(医療ソーシャルワーカー)
◆いつも愛にあふれたお話で、元気を頂戴できました。先生がおっしゃるように点滴しているかしていないかで、予後予測の難しさが違うと感じています。病院の医療者に、点滴しないメリットをもっと知ってほしいです。(医師)
◆最期の瞬間はみていなくても良いこと、最期の時に家族や大切な人と過ごす時間を大事にして欲しいことはこれからも伝えていきたいなと思いました。(看護師)
◆一緒に悩み考え決める大切さ、最期の一週間、3日間看れますか?その時の家族の受け入れ気持ちに寄り添い援助していきたいです。(看護師)
◆特別養護老人ホームでの人生会議について大変悩んでおりました。本人が楽にということ、結果よりも迷うプロセスが大切であるということで、家族と一緒に悩む擁護者でありたいと思います。(看護師)
◆訪問診療をしております。とても学びがありました。再度YouTubeを拝見しようと思いました。ありがとうございました!(医師)
◆ランキング形式で、みなさんの興味が何なのかわかりやすかったです。(看護師)




2024年2月2日(金)
主催:日本介護食品協議会
演題:日本介護食品協議会令和5年度事業進捗状況報告会特別講演会「食支援は究極の多職種支援~亡くなるまで食べるためには~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:オンライン

オンラインにて、食品関連企業の皆様を対象に講演をさせていただきました。多くの感想や温かいお言葉をお寄せいただきましたので、一部を共有します。


◆豊富な実例により、本当に人は最期まで食べることができるということを実感しました。点滴をするような患者様は嚥下機能が弱っていて再度食事をとることは難しいと考えていたため驚きました。
◆改めて口から食べることの大切さを感じることができました。最期まで食べたい!という患者様の気持ちを尊重されている先生の取り組みに感銘を受けました。
◆お寿司などを食べている患者様の動画をご紹介いただきましたが、皆様非常に素敵な笑顔だったことが印象的でした。
◆最期まで食べるということに執着を持つ大切さを実感しました。メーカーとしても最後の一口になるような商品のご提案をしていく必要性を痛感しました。
◆人にとって「食」が生きるという観点で、大変重要なファクターであることを改めて見直しました。食品企業の使命として、より美味しく食べられる食品をこだわって作っていこうと再認識しました。
◆「死を受け入れる」というお話が印象的でした。患者様にとって何が幸せなことなのかを考えることの大切さを改めて認識しました。
◆「亡くなる瞬間はみていなくてもいい」という考え方が印象に残りました。
◆「適切な医療」というのは、その人の症状だけでなく、余力や体力、状態にもよるのだと改めて感じました。医療を最小限にすることが適切な場合もあることの認知が広まってほしいと思いました。)


2024年1月26日(金)
主催:一般社団法人 府中地区医師会
演題:第1回府中地区医師会在宅医療連携研修会「在宅医療の質を高める方法 ~ただ看取るだけでいいのか?~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:府中地区医師会館(広島県府中市)

広島県府中市の医療関係者を対象に講演を行いました。講演内容を今後の活動に活かしたいというお声を多数いただいております。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆看取りのパンフレットを以前取り寄せ参考にさせてもらっていました。食べられないから亡くなるのではなく亡くなる前だから食べられない。自然と体が受けつけなくなってきてくることを先日看取りの方にもお伝えし、そうよね…と思って頂くことができました。死と向き合うことで今を大切にする。今後もそのお手伝いをさせていただきたいと改めて感じました。
◆患者目線に立ち、死に向き合うこと、体で処理できなくなっていることを理解してもらうこと、本人が楽であることを最優先すること、最期まで本人が食べたいものを食べる支援を行うことの4つのポイントを理解する必要があると感じました。
◆在宅医療の質を高められるようにチームで取り組みたいです。「死と向き合うこと」の大切を感じました。YouTube、ぜひ見たいと思います。
◆自宅で看取ることの対応はありましたが、独居での看取りに関しては本人が希望しても進めることが出来ませんでした。チームで関わることで、本人の希望に沿った対応が出来ていたのかもしれないと少し後悔をしました。また次の機会に活かしたいです。
◆点滴は必要だと思っていました。勉強不足でした。
◆本人が食べたい意欲を応援することがとても大切だと勉強になりました。ただ、主治医から点滴の指示があれば点滴しなければいけないことがあり、困ることがありました。
◆施設で看取りを行っています。最期の時、ご家族が間に合うように連絡をすることを常に思っていましたが、その最期の時が大切なのではなくそれまでの関わりが大切な事に気づかされました。ありがとうございました。
◆何人もの家族を看取ってきましたが、食べられなかった家族のことは今でも悔いが残ります。食支援という新しい視点を与えていただきました。ありがとうございました。
◆ご本人や家族が望む看取りを支えるスタッフが同じ方向で、同じ認識で、連携して支えておられることはとても素晴らしいと感じました。なかなか一口に「連携」といっても難しいことなのに…。
◆「穏やかな死を医療が邪魔しない」という言葉が印象に残りました。
◆絶食となった時本当に食べてはいけないのか、患者本人の意志、希望を願えることが必要ではないかと感じました。
◆「亡くなる瞬間は見ていなくてもいい」の言葉が印象に残りました。在宅看取りの支援を行うにあたり、家族の精神的な負担を軽減させる言葉だと思いました。勉強になりました。
◆高齢の方々に「楽しみは?」と聞くと食事について話す方が多いです。今日の動画の利用者さんの言葉を聞いて食べることって最期まで大事だなと思いました。
◆講師がYouTubeや本などを通じ、医療従事者ではない人にも最期をどう迎えたいか、医療との関わり方など説明されていることが印象的でした。私たちが理解していても、利用者様の理解が重要だと改めて学ぶことができました。
◆「亡くなる瞬間に誰かがいなくてもよいこと、TTC(とことんケア)、穏やかな死を医療が邪魔をしない」特に印象に残りました。