講演、講座等の様子や、皆様からお寄せいただいた声です。(2024年)

2024年3月10日(日) NEW
主催:豊橋市医師会
演題:令和5年度かかりつけ医普及啓発講習会「おうちへかえろう ~在宅医療という選択肢~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:豊橋市保健所・保健センター(愛知県豊橋市)

愛知県豊橋市にて一般市民の皆様を対象に講演をさせていただきました。ご参加の100名を超える方々には、大変熱心に、うなずきながら聞いていただいたのが印象的でした。多くの感想や温かいお言葉をお寄せいただきましたので、一部を共有します。


◆「亡くなる瞬間はみていなくてもいい」という言葉が印象に残りました。12年前に父親が亡くなる際、ほんの少し離れた瞬間に独りで旅立たせてしまいまったことをずっと父に申し訳なく思っていましたが、今日の永井先生のお話を聞いて心が軽くなりました。ありがとうございました。先生の声のトーンや話し方、本当に先生が来て下さるだけで安心だとの本人や家族の方の言葉を聞き、分かるなぁと感じました。あったかい気持ちになりました。(50歳代女性)
◆独居ですが、家族が理解していれば、亡くなるとき誰かが見ていなくても良いという話が印象的でした。生前は色々な事を話合うということが大事と認識しました。(80歳以上女性)
◆人生会議の話し合いを知り、さっそくしようと思います。すばらしい先生です。これから先生の言葉を思い出し生きてまいります。(80歳以上女性)
◆「人に必要とされること」を分かりやすく話してくださったことが印象に残っています。プリントをいただき分かりやすく、これから生きる上で参考になります。ありがとうございました。(70歳代男性)
◆点滴を止めて、ビール、寿司を食べる映像が素敵です。(80歳以上男性)
◆わかりやすく大変良かったです。(80歳以上男性)
◆「在宅医療という選択」というとハードルが高く感じてしまいますが、本来人が過ごす場所に帰ると思っていて、そのハードルを少しでも下げることができるような関わりをしていきたいと思いました。(30歳代女性 看護師)
◆人生会議、自分らしく生きること。自宅での看取り。91歳の男性の退院で、ビールと寿司を食べて「最高だ」と言っているのを見て、希望があると感じた。(40歳代女性)
◆自分ががんになり患者さんの気持ちがわかったという話、点滴と食事の話が印象に残りました。(40歳代女性)
◆ケアマネ新人です。今後ACPが在宅生活でとっても大切だと思います。死というものを受け入れて、その後の人生についてしっかり話をすることをしていきたいと思います。医療関係者も自宅での看取りについての理解がとても大切だと思いました。「亡くなる瞬間はみなくてもいい」、これはすばらしい言葉でした。(40歳代女性)
◆20年前私は夫をがんで在宅で看取り、その後の人生が変わりました。永井先生の言葉全てに共感しています。私の今思うことは、看取り、死を迎える教育がもっと世間に広く普及できればと考えています。ありがとうございました。(50歳代女性)
◆最期、亡くなる瞬間をみられなくてもいいという言葉が印象的でした。利用者がふいに自宅で亡くなってしまうこともありケアマネとして自分を責めてしまうことがあります。本人が望んでいること、最後までその人らしく生きられて天命を全うできることを意識していきたいと思いました。(50歳代女性 包括職員)
◆たんぽぽ先生の本を何冊か購入し、迷った時の愛読書としています。大ファンの先生の講演を聞けて本当に勉強になりました。本人の意向を一番に、支える人の意向をすり合わせできる限り叶えてあげたいなと思いを強くしました。(40歳代女性)






2024年2月28日(水)
主催:医療法人ゆうの森
演題:第26回流石カフェ「The beginning "看取り" ~看取りのARE CORE(アレ/これ)~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:オンライン

YouTube「たんぽぽ先生の在宅医療チャンネル」における視聴回数ランキングをご紹介しながら、看取りに関する様々なお話をさせていただきました。全国から80名以上の方に参加いただき、熱心なご感想をお寄せくださいました。


◆全ておっしゃる通りです。医療者がちゃんと死に向き合えていない。そして、ご本人がいかにしんどくなく最期を迎えられるかを一番大事に考えないといけないこと。薄々そうだとは感じていたのですが、その通りと膝を打ちました。素晴らしかったです。(医師)
◆医療職であっても、それぞれの人に死に向き合うことの大切さや覚悟を再確認しました。(看護師)
◆いつも貴重なご講義ありがとうございます。頭ではわかっていても、いざ患者さんに向かうと曖昧な説明をしてしまっていたり、タイミングを逃してしまったりすることがあります。チームみんなで同じ思いで関われるとそこの不安も解消できたように思います。患者さんも家族も関わる私達も同じ思いでいることが大切だと改めて思いました。何度も話し合い本人も家族も納得して死に向かうことが出来るようにこれからも関わりたいと思いました。(介護支援専門員)
◆点滴をしない選択肢をなかなか理解してもらえない(その説明をしきれない)担当医が患者や家族の点滴希望を叶えてしまい、その後の浮腫みや喀痰の事を説明しないため(患者の苦痛が増すだけでなく)患者家族の不安も増しているのだと思います。看護師からは点滴しない選択肢を勧める事はできないのですが、もし点滴をする弊害を聞かれたならば…先生の講義で教えて頂いたことを、自信を持ち説明したいと思います。(看護師)
◆ご本人様やご家族に寄り添いながら最後のお手伝いをさせていただく仕事に不安だらけでしたが、今回のお話を聞いて自分自身が死に向き合うことに対して不安であったことがわかりました。先生のお話と今までの経験が結び付き、とても分かりやすいお話でした。今後の訪問看護師としての看取り看護に、自信をもって携われていける気がしました。(看護師)
◆看取りに向けてのお話、どれも納得、うなずきながら聞かせていただきました。最期の時に点滴はいらない。身体は楽に過ごせることを知っている。死に目に会えなくてもいい。ご家族にお伝えするようにしています。今後ともご本人、ご家族が安心して、穏やかに最期まで生ききれるようにお手伝いしていきたいと思っています。ありがとうございました。(看護師)
◆人生会議の大切さを改めて感じました。本人の命は本人のものだからこそ、本人の意思を尊重し、どんな選択をしたとしても、家族が後悔のない、気負わない医療・介護専門職の声かけや支援が必要なのだと思いました。(保健師)
◆どの言葉も支援をする上で大切なものばかりで欠かせないものだと思いました。個人的には、第9位の意思決定に重要な5つのポイントが深く印象に残っており、その中でも結果ではなく迷うプロセスを大切にするということが、今後も自分の中で自信をもって大切にしていきたいと思いました。(医療ソーシャルワーカー)
◆いつも愛にあふれたお話で、元気を頂戴できました。先生がおっしゃるように点滴しているかしていないかで、予後予測の難しさが違うと感じています。病院の医療者に、点滴しないメリットをもっと知ってほしいです。(医師)
◆最期の瞬間はみていなくても良いこと、最期の時に家族や大切な人と過ごす時間を大事にして欲しいことはこれからも伝えていきたいなと思いました。(看護師)
◆一緒に悩み考え決める大切さ、最期の一週間、3日間看れますか?その時の家族の受け入れ気持ちに寄り添い援助していきたいです。(看護師)
◆特別養護老人ホームでの人生会議について大変悩んでおりました。本人が楽にということ、結果よりも迷うプロセスが大切であるということで、家族と一緒に悩む擁護者でありたいと思います。(看護師)
◆訪問診療をしております。とても学びがありました。再度YouTubeを拝見しようと思いました。ありがとうございました!(医師)
◆ランキング形式で、みなさんの興味が何なのかわかりやすかったです。(看護師)




2024年1月26日(金)
主催:一般社団法人 府中地区医師会
演題:第1回府中地区医師会在宅医療連携研修会「在宅医療の質を高める方法 ~ただ看取るだけでいいのか?~」
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
会場:府中地区医師会館(広島県府中市)

広島県府中市の医療関係者を対象に講演を行いました。講演内容を今後の活動に活かしたいというお声を多数いただいております。今回の講演でいただいたご感想の一部を共有します。


◆看取りのパンフレットを以前取り寄せ参考にさせてもらっていました。食べられないから亡くなるのではなく亡くなる前だから食べられない。自然と体が受けつけなくなってきてくることを先日看取りの方にもお伝えし、そうよね…と思って頂くことができました。死と向き合うことで今を大切にする。今後もそのお手伝いをさせていただきたいと改めて感じました。
◆患者目線に立ち、死に向き合うこと、体で処理できなくなっていることを理解してもらうこと、本人が楽であることを最優先すること、最期まで本人が食べたいものを食べる支援を行うことの4つのポイントを理解する必要があると感じました。
◆在宅医療の質を高められるようにチームで取り組みたいです。「死と向き合うこと」の大切を感じました。YouTube、ぜひ見たいと思います。
◆自宅で看取ることの対応はありましたが、独居での看取りに関しては本人が希望しても進めることが出来ませんでした。チームで関わることで、本人の希望に沿った対応が出来ていたのかもしれないと少し後悔をしました。また次の機会に活かしたいです。
◆点滴は必要だと思っていました。勉強不足でした。
◆本人が食べたい意欲を応援することがとても大切だと勉強になりました。ただ、主治医から点滴の指示があれば点滴しなければいけないことがあり、困ることがありました。
◆施設で看取りを行っています。最期の時、ご家族が間に合うように連絡をすることを常に思っていましたが、その最期の時が大切なのではなくそれまでの関わりが大切な事に気づかされました。ありがとうございました。
◆何人もの家族を看取ってきましたが、食べられなかった家族のことは今でも悔いが残ります。食支援という新しい視点を与えていただきました。ありがとうございました。
◆ご本人や家族が望む看取りを支えるスタッフが同じ方向で、同じ認識で、連携して支えておられることはとても素晴らしいと感じました。なかなか一口に「連携」といっても難しいことなのに…。
◆「穏やかな死を医療が邪魔しない」という言葉が印象に残りました。
◆絶食となった時本当に食べてはいけないのか、患者本人の意志、希望を願えることが必要ではないかと感じました。
◆「亡くなる瞬間は見ていなくてもいい」の言葉が印象に残りました。在宅看取りの支援を行うにあたり、家族の精神的な負担を軽減させる言葉だと思いました。勉強になりました。
◆高齢の方々に「楽しみは?」と聞くと食事について話す方が多いです。今日の動画の利用者さんの言葉を聞いて食べることって最期まで大事だなと思いました。
◆講師がYouTubeや本などを通じ、医療従事者ではない人にも最期をどう迎えたいか、医療との関わり方など説明されていることが印象的でした。私たちが理解していても、利用者様の理解が重要だと改めて学ぶことができました。
◆「亡くなる瞬間に誰かがいなくてもよいこと、TTC(とことんケア)、穏やかな死を医療が邪魔をしない」特に印象に残りました。