講演、講座等の様子や、皆様からお寄せいただいた声です。(2025年)

2025年2月1日(土) NEW
主催:一般社団法人えひめ療養支援・看護機構
演題:えひめ・いのちと暮らしのポケットvol.1 在宅療養支援のための多職種の集い『「自分らしく生きる」ことを支える在宅医療』
講師:医療法人ゆうの森 理事長 永井康徳
場所:サイボウズ松山オフィス

「自分らしく生きる」をテーマに在宅医療の視点からお話させていただきました。看護師等の医療職から一般の方まで多数ご参加いただき、様々な感想をお寄せくださいました。


◆「亡くなる瞬間は見ていなくてもいい」という言葉に一番勇気をもらい、過去の看取りで感じた後悔から解放されました。
◆急性期病院で長く食べることを支えてきましたが、誰のための支援なのかわからなくなることがあり、訪問看護師として働きました。永井先生のお話を初めて伺ったのですが、「食べる権利を医療者が奪っている」こと、本当にそうだと思います。その人らしい、その人の考えを活かせるような支援にしたいと思いました。
◆先生のおっしゃるひと言ひと言に感激しました。今、グループホームで働いていて、看取りも多くなり、先生のおっしゃったような支援をチームでやりたいと思います。
◆在宅医療によって自宅で過ごせる安心感を得ることができました。「介護者が何もしなくていい」、心強いですね。
◆何度も永井先生のお話を伺いましたが、毎回同じ感動を覚えるとともに、新しい発見や気づきがあります。
◆訪問看護をしています。本日の講演でもあったように、医療を続けるか、やめて看取りをするかという選択をする場面に何度か遭遇しました。毎回正解がわからず、家族と一緒に出した答えでさえ、本当によかったのだろうかと思うことが多く、お話を聞きながら、そのときの利用者様のことを思い出しました。本日の講演を聞いて、その人らしくその人がしたいように支援し、最期を迎えられるように、少しでもお手伝いできればと思いました。
◆「亡くなる瞬間をみていなくてもいい」という言葉が印象的でした。祖母を看取った母が、「最期息を引き取る瞬間に眠ってしまった」と後悔している姿を見て、一緒に悲しい思いをしたことがありました。家に帰ったら伝えてあげたいと思います。
◆先生のお話はとてもわかりやすく、優しく、迷い悩みながら患者・家族の対応をするなかで参考になる内容で、ありがたく拝聴しました。
◆「食べたいものを大きな声では言える人は食べられる」という永井先生の法則が心に残りました。「穏やかな死を医療が邪魔をしない」という言葉も印象的でした。人生会議の4つのコアのうち「結果よりも悩む過程を大切にする」には重要な学びがありました。